切れるカンフル剤
しばらくご無沙汰いたしました。
世の中は世界株式相場の回復ですっかり、楽観的になりつつあります。
本当のところはどうでしょうか。今年の初めに本を出しましたが、今年は株が上がるのではないかとその中でも予測しました。悲観が行き過ぎている状態であったからです。今はどうかというと、悲観の行き過ぎはだいぶ減りましたが、まだみんなが楽観的になっていないので、上昇の余地はあると見ています。
為替はどうかというと、株とは無関係になりつつあります。日本株は、為替が円高になってもたいして下がらなくなっています。しかし、いよいよ昨年12月17日の安値87円13銭からの6か月の日柄になり、大きなサイクルボトムを見に行くタイミングに入りつつあります。その時日本株は、円高を無視できるのかどうか見ものです。
そもそも行き過ぎた悲観論が巻き戻しているだけで、本来、世界経済が力強く上昇するのは難しいでしょう。各国政府が大幅な景気対策を実施したので、それなりに景気に良い影響を与えているのですが、景気対策で持ち上がるような世界景気でもないでしょう。来年には景気対策の効果も薄れ、追加対策を打たなければならなくなるでしょう。その時、たとえば米国でどういうことが起きるか、というと、議会の猛烈な反対でしょう。
議会の反対で景気対策を打てないと、景気は急降下します。何せ、カンフル剤が切れてしまうのですから。
今年は大丈夫だけど来年は駄目でしょう。





