蟹瀬誠一コラム「世界の風を感じて」

蟹瀬誠一(かにせ・せいいち)

国際ジャーナリスト/明治大学国際日本学部教授
(株)アバージェンス取締役
(株)ケイアソシエイツ副社長
1950年石川県生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、米AP通信社記者、仏AFP通信社記者、米TIME誌特派員を経て、91年にTBS『報道特集』キャスターとして日本のテレビ報道界に転身。東欧、ベトナム、ロシア情勢など海外ニュース中心に取材・リポート。国際政治・経済・文化に詳しい。現在は『リーダー&イノベーション・賢者の選択』(日経CNBC,サンテレビ、BS-12)、『マネーの羅針盤』(テレビ東京)のメインキャスター。カンボジアに小学校を建設するボランティア活動や環境NPO理事としても活躍。
2008年より2013年3月まで明治大学国際日本学部長。
趣味は、読書、美術鑑賞、ゴルフ、テニス、スキューバ・ダイビングなど。


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人類が人工知能を管理するのか?管理されるのか?

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ジョニー・デップ主演の『トランセンデンス』という映画があった。日本でも昨年6月に公開され大きな話題を呼んだからご存知の方も多いだろう。テロリストの凶弾に倒れ死亡直前の天才科学者ウィル。彼の意識だけを同僚で妻のエヴリンがスーパーコンピュータにインストールしてしまうという刺激的なSFサスペンスである。

「愛する人を失いたくない」というエヴリンの想いとは裏腹に、ウィルの意識はオンラインと繋がり世界中の軍事機密から個人情報まであらゆる情報を手に入れ世界を恐怖に陥れていく。感情を持ったマシンが人間の知性を超越したデジタル「フランケンシュタイン」になってしまったのだ。

そんな映画の中の話がじつは夢物語ではなくなりつつある。人工知能(AI)の研究が世界各地で行われているからだ。例えば、インターネット検索大手米グーグルの創業者ラリー・ペイジは人工知能分野に巨額の投資をしている。2040年代には10万円のパソコンに全人類の知能が集約されるという予測もあるくらいだ。

スピードと効率化を求める現代社会ではテクノロジーが進化するに従ってあらゆるものの自動化が進んでいくのは自明の理である。エアコンや冷蔵庫から工業用ロボット、自動運転車、ドローン偵察機に至るまでコンピュータとインターネットが結合して人工知能が人の手を煩わせずに最適状況を実現しつつある。こうした技術の進歩は大きなビジネスチャンスにもなっている。とくに少子高齢化が急速に進む日本ではロボット産業が今や花形産業だ。深刻な労働力不足を高性能ロボットで補おうというわけである。経済効率の観点からはとても優れた考え方だが、問題はそれを誰がコントロールするのかだろう。

人工知能の研究が進めば進むほど機械が自己学習し、自分で決断して行動するようになる。自ら考える能力を持ちネットワークに繋がれた「超頭脳」が人間の未来をもコントロールするような社会が誕生しても不思議ではない。その時どんなことが起こりうるのか。

グーグルの研究者たちは映画の脚本をデータベースに使った人工知能マシンに「道徳」という言葉を定義させる実験をした。するとマシンからは「私には倫理観がない」という答えが返ってきたという。さらに問答を繰り返していると、しまいには「私は哲学的な議論をする気分じゃない・・・何についてもはなしたくない!」と怒りだしたそうだ。なんとも末恐ろしい。研究者はときとして研究に没頭するあまり倫理観を忘れる。原子爆弾もそうして生まれた。

天才物理学者アルバート・アインシュタインは次のような言葉を残している。
「私が恐れているのはテクノロジーが人間を凌駕する日だ。なぜならそのとき人間はバカばかりになるからだ」

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