蟹瀬誠一コラム「世界の風を感じて」

蟹瀬誠一(かにせ・せいいち)

国際ジャーナリスト/明治大学国際日本学部教授
(株)アバージェンス取締役
(株)ケイアソシエイツ副社長
1950年石川県生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、米AP通信社記者、仏AFP通信社記者、米TIME誌特派員を経て、91年にTBS『報道特集』キャスターとして日本のテレビ報道界に転身。東欧、ベトナム、ロシア情勢など海外ニュース中心に取材・リポート。国際政治・経済・文化に詳しい。現在は『リーダー&イノベーション・賢者の選択』(日経CNBC,サンテレビ、BS-12)、『マネーの羅針盤』(テレビ東京)のメインキャスター。カンボジアに小学校を建設するボランティア活動や環境NPO理事としても活躍。
2008年より2013年3月まで明治大学国際日本学部長。
趣味は、読書、美術鑑賞、ゴルフ、テニス、スキューバ・ダイビングなど。


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「成長や発展とは違う非連続の時代」

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世界4000人を超える経営層を対象に大手外資系企業が行ってきた調査によると、「自分の会社に影響を与える外部要因」の1位は2010年まではずっと社会経済要因や市場の変化だった。それが2012年から別の要因に変わったという。

テクノロジーだ。考えてみれば1950年代初めに商用コンピュータが登場してから現在までの間にその情報処理スピードは100億倍以上、価格は1000万分の1以下になっている。別のモノに例えるとジャンボジェット機を1機5万円で買えて、20分で世界一周できるようになったと同じになるから、いかに"進化“のスピードが速いかがわかる。

コンピュータの発達とインターネットの普及による情報革命と経済のグル―バル化によって我々はいま人類がこれまで見たことのない時代を生きているといっても過言ではない。未来はもう過去や現在の延長線上にないのだ。非連続の時代の未来予測は難しい。思わぬ危機に直面する可能性が高いのだ。金融デリバティブの専門家ナシム・タレブはそれを「ブラックスワン」と呼んだ。

そのうえ、新しい技術は新しい問題も引き起こす。例えば電子メール。とても便利なコミュニケーション手段で1日に世界でネット上を行き来する電子メールの総数はざっと2000億通。ところがその9割は不要な迷惑メールなのである。それを削除するために我々はなんと年間500億時間以上を浪費している。貨幣価値に換算するとおよそ10兆円、つまり世界のGDPの2%に相当する損失だ。

ドイツ生まれの理論物理学者アインシュタインは「私がもっとも恐れるのはテクノロジーが人間を凌駕する時代が来ることだ。なぜならその時代の人間は馬鹿ばかりになるからだ」だと言った。確かに、スマホに夢中になっているサラリーマンや学生が駅の柱に激突したり、ホームから転落している姿をみれば頷ける話である。

ハイテク情報化社会の落とし穴は他にもある。それは画一化だ。情報の価値の本質は多様性にあるのだが、インターネットの普及によって世界中に画一的な情報が蔓延するようになった。たまには便利なテクノロジーから離れて、自分の目で事実を確認し、自分の頭で考える習慣をつけたい。

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