酒匂隆雄の「為替ランドスケープ」
酒匂隆雄の「為替ランドスケープ」
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酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2023年2月号
2023/02/01年初から3週間ほど130円を中心に、週の値幅が4円~5円と言う極めてVolatile.(変動率の大きい。)な動きを見せたドル・円相場が徐々にその値幅を縮めつつある。
1月からの高値は6日付けた134.77でその後徐々に値を切り下げつつあり、安値は16日に付けた127.23でこちらは逆にその後徐々に値を切り上げつつある。 -
酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2023年1月号
2023/01/04皆様、新年明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくお願い致します。
正月三が日で未だ御屠蘇気分が抜けやらぬ1月3日の東京外国為替市場では波乱の幕開けとなった。 -
酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年12月号
2022/12/01ドル・円相場が急落している。
FRB(米連邦準備委員会)による積極的な利上げが行わる中、日銀は頑なに金利据え置きを貫き、日米金利差拡大を受けてドル・円相場は年初の110円台から10月21日に151.94の高値を付けた後145円~150円のレンジで小康を保っていたが、11月10日に発表になった10月の米国CPI(消費者物価指数)が市場のセンチメントを一変させた。
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酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年11月号
2022/11/01日銀政策決定会合が終了し、予想通り日銀は大規模な金融緩和政策を維持する方針を決めた。
2022年度の物価上昇率の見通しを前年度比2.9%とし、これは政府・日銀が掲げる物価目標である2%を上回るが、黒田総裁は現在の物価上昇は一時的として"今すぐ金利引き上げや出口が来るとは考えていない。"と言い切る。
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酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年10月号
2022/10/013月から一方的にドル高&円安の動きが続く中、ついに日銀(正確には財務省。)が9月22日(木)に24年ぶりとなるドル売り&円買い介入を実施した。
その額は2兆8382億円でドル売り&円買いの1日の介入額としては過去最大規模であった。
その効果は絶大で介入当日、ドル・円相場は高値145.90から安値140.35へと5円55銭暴落した。
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酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年9月号
2022/09/01ドルの上昇が止まらない。
ドル・円相場は今朝の東京市場で24年ぶりの円安水準となる高値139.66を示現した。 -
酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年8月号
2022/08/017月は6月に引き続きFOMC(公開市場委員会)による二度目の0.75%の大幅利上げが行われ、日米金利差拡大によりドル・円相場はさらなる上昇を遂げるのかと思いきや、7月14日に付けた139.39を高値としてずるずると値を下げ、月明けの本日安値132.07を示現した。
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酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年7月号
2022/07/016月10日に発表になった5月の米国消費者物価指数(CPI.)を受けて、市場に激震が走った。
市場予想の+8.3%を大きく上回る+8.6%となり、3月の+8.5%から4月の+8.3%への下落を見て米国のインフレ傾向は頭打ちしたのではないかと思われていた矢先の大幅な物価上昇であった。 -
酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年6月号
2022/06/013月まで暫く続いた115円を挟んでのレンジ取り引きから抜け出して5月に入って一気に凡そ20年ぶりのドル高水準となる高値131.34まで上昇し、"135円、いや140円もあり得る。"と騒がれたドル・円相場が調整に転じ、一時126.36の安値まで下落した。
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酒匂隆雄の為替ランドスケープ 2022年5月号
2022/05/02先週号で"有事の際の円買い。"が通用しなくなり、ゲーム・チェンジが起きて円安が進んでいると述べたが、その勢いは止まらず先週ついに130円の大台をも突破して高値131.25を示現した。
3月からの日足チャートを見るとこの2ヶ月間に何日かは陰線(終値が始値を下回る。)が見られるが、じわじわと114円台から130円台まで値を上げていることが分かる。