Don’t talk, just do !
> 無料のFX口座開設でお肉・お米のいずれかゲット!
先週のドル円相場は、中東情勢への警戒感が根強く残るなか、高値159.84、安値158.55と値幅1円29銭の狭いレンジで推移し、160円目前で上値を抑えられる膠着相場となった。今週は日銀金融政策決定会合とFOMCを控え、日米金融政策の行方に加え、片山財務相による円安牽制と為替介入の可能性が市場の最大の焦点となっている。
先週のドル円相場は、一向に進展の見られないイラン情勢を受けて、一進(ドル高&円安)一退(ドル安&円高)が続いて、高値159.84、安値158.55と、値幅1円29銭の狭いレンジ内で取り引きされた。
相変わらず160円以上には行きたがらず、又158円以下には行きたがらない膠着が続く。
そんな中、今週は27日から28日に掛けて日銀政策決定会合、そして28日から29日に掛けてFOMC.が開催される。
前者では一時盛り上がった利上げ機運は中東情勢の不安定な状況継続を受けて今回の利上げは見送られ、会合後の植田総裁の記者会見で、次回6月或いは7月の利上げの可能性についてどの様な文言が盛られるかに注目が集まる。
文言がハト派的(利上げに慎重。)であれば160円を伺う展開となろうが、タカ派的(利上げに積極的)であればレンジの下(158円)を伺う展開となろうか?
後者に於いても同じく中東情勢の不安定な状況継続を受けて今回の利下げは見送られる可能性が高い。
となると日米金利差縮小の期待は後退して、ドル高&円安進行が進む可能性が高いが、此処に来て片山財務相の円安牽制がヒート・アップして介入の可能性をちらつかせている。
片山財務相は24日の閣議後会見で、足元の為替動向に関し、日米間で緊密に連絡を取り合っていると述べて米国から介入に関して了承を得た可能性を示唆し、投機的な動きには断固として強い措置を取ると述べた。

また大型連休中も含め、財務官に当たる代理ベースで米国と連絡を取るとも語って、東京市場がクローズしている間でも介入は辞さないと述べたが、思い起こせば1998円の夏、ドル円場が150円に近付くドル高&円安になろうとした折、為替ディーラーの親睦団体である日本・フォレックス・クラブの夏の例会で、当時の為替責任者であった榊原元財務官(Mr.Yen.)が、“そろそろお盆が近付いて皆さんも夏休みをお取りになると思いますが、お盆で市場が薄くなった時でも介入を行う可能性が有りますから、心しておいて下さい。”と仰り、実際に大規模なドル売り&円買い介入が為されたことを思いだす。
片山さんがこの逸話をご存知とは思わないが、実際に介入をお手伝いした元ディーラーとしては、参加者が少なく、流動性が低いマーケットで介入を行うとその効果は抜群であると確信する。
数年前に大ヒットしたアメリカ映画トップ・ガンでトム・クルーズが演じたマヴェリックがいざと言う時に逡巡した部下に対して、“Don’t think, just do!”=(考えてなんかいないで、やれ!”)と言うシーンが何回か有ったが、片山さんには“Don’t talk, just do !”=(口先ばかりでなく、やりなさい!”と言いたいものだ。
先週初158円台まで下落した相場を受けて、シカゴ・IMM.は前週から9億ドル買い持ちを増やして74億ドルの買い持ちとなり、我が国個人投資家も同じく11億ドル買い増して前週の3億ドルの売り持ちから、8億ドルの買い持ちに転じている。


上の94,460と言うのはネットで94,460枚の円の売り持ちで、1枚12,500,000円単位なので94,460枚×12,500,000=1,180,750,000,000円のショートとなり4月21日の終値158.53で割ると1,180,750,000,000円÷@158.53=7,448,117,075ドル(約74億ドル)のロングとなる。

上の78,735枚は1万ドル単位で表されており、78,735枚×10,000ドル=787,350,000ドル(約8億ドル)の買い持ちとなる。
両者共に大幅なドルの買い持ちとなっており、片山さんが言う様に”投機的な動きが目立つ。“のであれば、Just do it ! =(良いからやりなさい!)とエールを送りたい。
今週のテクニカル分析
今週のテクニカル分析の見立てはレンジ取り引きが続く中、先週と同じく160.50を上切れば更なる上昇、158.50を下切れば更なる下落を見込む。
今週のレンジ


ドル円:155.50~160.50
ユーロ円:183.00~188.00

酒匂隆雄 (さこう・たかお)
酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。
公式ブログ:酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」
> 無料のFX口座開設でお肉・お米のいずれかゲット!
