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先週のドル円相場は、週の始値と終値が共に156.70と言う珍しい動きを見せた。長い間為替に携わってきたが、こんな事は極めて稀である。この1週間で10兆円規模の介入を行ったとされるが、取り敢えずロケットの発射台を下げる事には成功したと自負している事であろう。天晴れである。
2026年5月11日号
先週のドル円相場は、週の始値と終値が共に156.70と言う珍しい動きを見せた。
長い間為替に携わってきたが、こんな事は極めて稀である。
週初は米国が商船のホルムズ海峡通貨を誘導する目的で開始した、Project Freedom.に反発したイランが複数の艦船に攻撃を仕掛けたり、UAE.(アラブ首長国連邦)の主要な石油輸出港にミサイルやドローンを発射して中東情勢不安が悪化した事を受けてゴールデン・ウイーク最中の6日には週の高値となる157.93迄ドル高&円安が進んだが、再度我が国当局による介入が実施されて、同日に週の安値となる155.04を付けるなど、荒っぽい動きを見せた。
その後は米国とイランの間で戦闘終結を目的とする覚書で合意に近付いているとの報道が伝わったりして156円台で推移していたが、週末にはイランからの停戦提案をトランプ大統領が拒否したと伝わって週明け原油先物価格(WTI.)が再び100ドル近くまで上昇し、ドル円相場は本日正午現在で157円台を回復して静かに推移している。
市場は当然介入を警戒して果敢なドル買いには慎重になっている感じがするが、三村財務官は
-為替介入の可能性について、特にコメントするは必要無い。
-為替について、引き続き変わらぬ警戒感持つ。
-為替防衛ラインについてはコメントしない。
-IMFの介入ルール、回数を制限するものではない。
-常に変わらず照準は全方位に向けている。
と強くけん制している。

この1週間で10兆円規模の介入を行ったとされるが、取り敢えずロケットの発射台を下げる事には成功したと自負している事であろう。
天晴れである!
三村財務官が以前触れた様に、介入資金には事欠かないと思うが、トランプ大統領の訪中に同行する前に本日来日し、明日12日に高石首相と片山財務相に会う予定のベッセント財務長官の言動が注目される。
先週のレポートをそのままQuote.させて頂くと、
“間違い無く為替問題も討議される筈である。
今回のゴールデン・ウィーク介入に関しては、当然ベッセント財務長官の了解も得ている筈で、会談後に長官がどの様なコメントを発するかが注目される。
今回の介入に対してネガティブな発言が為されるとは考えられず、ベッセント財務長官が“米国も今回の日本の財務当局の行為(介入)をEndorse.する。(支持する。)と発言すれば、大きくドル安&円高が進む可能性が有る。
その時に追い掛けて介入を行えば、年初に付けた152円台迄の回復は難しくはなかろう。“
の考えは変えていない。
流石のシカゴ・IMM.も今回の介入によるドルの急落を見てポジションを大幅に縮小させた。
5月5日付で前週から約31億ドル売り戻して約49億ドルの買い持ちになっている。


我が国個人投資家はドルの急落に伴って今度は約10億ドル買い向かい、再びドテンして5月4日付で約8億ドルの買い持ちに転じた。
両者共にドルの上昇を見込んでいると言える。
155円を下切れば、これらのドル・ロング・ポジションの急速な解消が見込まれる。
今週のテクニカル分析
今週のテクニカル分析の見立ては更なるドルの下げを見込む。
今週のレンジ


ドル円:153.00~158.00
ユーロ円:181.00~186.00

酒匂隆雄 (さこう・たかお)
酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。
公式ブログ:酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」
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