川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、クロス円、続落。

2023/07/12

ドル/円は4手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。調整下げの範囲内ですが、139円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、138.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して135円方向への新たな下落リスクが生じます。逆に142円台に乗せて終えれば調整下げ終了の可能性が生じます。この場合でも144.50-60,144.80-90の抵抗を全てクリアして終えるまでは上値余地が拡がり難くなります。

今日は注目の米6月のCPIが日本時間21:30に発表されます。市場予想は前年同月比3.1%(前月4.0%)、コア同5.0%(前月5.3%)と前月から低下の予想となっています。

下値リスクがより高いので買いは様子見か139.30-40の押し目があれば軽く買い狙い。これは東京市場で付いています。損切りは138.40に置く必要があります。売りは140.90-00の戻り待ちとします。損切りは141.60で撤退です。

ユーロ/ドルは寄せ線に近い形で終えており、寄り付き水準に戻しています。短期トレンドは強い状態を保っていますが、強い上値抵抗ゾーンにあり、1.1100-10の抵抗をクリアするまでは上値余地も拡がり難いでしょう。買いは1.0960-70の押し目待ちとします。損切りは1.0940で浅めに一旦撤退です。売りは様子見か、1.1110に浅い損切りを置くなら1.1070-80まで引き付けて軽く試し売り程度に。1.0800を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化します。

ユーロ/円は続落。上値を切り下げており、下値リスクが高い状態です。買いは引き続き様子見か、153.00-10まで引き付けて。152.50で撤退です。売りは154.90-00戻り売り。上値余地を155.30-40近辺まで見て置く必要があります。損切りは155.70で一旦撤退です。152.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じます。156円台を回復して終えれば下値リスクが後退します。

ポンド/ドルは続伸。短期トレンドが強い状態にあるので押し目買い方針継続です。買いは1.2900-10で押し目買い。損切りは1.2860で一旦撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.2700割れで“ニュートラル”な状態に戻します。

ポンド/円は続落し、上値を切り下げています。調整下げの範囲内ですが、下値リスクがより高いので買いは1日様子見か180.00-10まで引きつけて。損切りは179.40で撤退です。売りも1日様子見か182.40-50まで引きつけて。損切りは183.10で撤退です。178円割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。逆に183円台を回復して引ければ下値リスクが後退します。

豪ドル/円は続落し、下値リスクが高い状態です。強い下値抵抗ポイントで踏み留まっていますが、日足、週足ともに形状が悪化しており、下値リスクが高い状態です。買いは1日様子見です。売りは94.30-40で戻り売り。損切りは94.70で浅めに一旦撤退です。92.00±10銭に中期的な下値抵抗があります。短期トレンドは96円台を回復して引けない限り、変化しません。

今日のランチは橡の木でちょっと豪華な海鮮丼¥1500にしてみました。ネギトロ、鮪の脳天炙り、いくら、しらす、鯛、数の子、卵焼き、イカなどが盛ってあります。素材がいいのとすし飯が美味しいので満足のランチとなりました。海苔のおみそ汁と、小鉢はコリンキーとレタスのサラダでした。コリンキーとはかぼちゃの一種だそうですが、歯触りが良く食べやすい野菜です。

寿司 とちの木 – 人形町/寿司 | 食べログ (tabelog.com)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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