川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、上値余地が限られる可能性。クロス円、強気。

2022/06/02

ドル/円は高値圏で引ける大陽線が出て、下値を急角度で切り上げています。上値トライの動きが強まると見られますが、前日の5/31に付けた安値127.64(127.70)から本日付けた130.24(130.20)まで押し目の無いまま250ポイントの上昇を見ており、既にドル/円の短時間での標準的な一相場である180銭から220銭を超えています。短時間ではオーバーシュートの領域に入っており、130円台の買いは様子見としています。129.80を切ってくると下値余地が若干拡がり易くなります。

130.80-90に日足の抵抗がありますが、131.00超えで終えた場合は”ドル強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に可能性が低い状態ですが128円割れを見た場合は”ニュートラル”に変化、127円割れで終えた場合は”ドル弱気”に変化します。

ドル買いは129.40-50の押し目待ちとします。損切りは128.80で撤退です。売りは様子見か130.50に損切りを置くなら引き付けて軽く試し売り程度に。

ユーロ/ドルは続落。3/31に付けた1.1185を基点として上値を切り下げて来た流れからは上抜けた位置をキープしており、短期トレンドの変化は認められませんが、5/13に付けた1.0350を直近安値として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けた位置で終えており、日足の形状が悪化しています。買いは損切りが付いたので1日様子見です。売りも様子見です。1.0550以下で終えた場合は下値リスクが点灯します。

ユーロ/円は小幅続伸。短期トレンドは強い状態を保っていますが、直近の陽線が139円超えトライに失敗しており、また、上昇エネルギーの強いものではないので、小反落の可能性があります。買いは1日様子見か137.10-20の押し目があれば買い狙い。損切りは136.40で撤退です。売りは様子見です。136.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯。135.00以下で終えた場合は”ユーロ弱気”に変化します。

ポンド/ドルは続落。1.2450にある21日移動平均線を守った状態ですが、日足の形状が悪化しており、下値リスクにも注意が必要です。買いは損切りが付いたので様子見か1.2440に浅い損切りを置くなら1.2460-70で軽く試し買い程度に。売りは様子見か、1.2560-70の戻り待ちとします。損切りは1.2590で浅めに撤退です。短期トレンドは1.2450割れで”ニュートラル”な状態に戻します。1.2200を割り込んで終えた場合は”弱気”に変化します。

ポンド/円は小幅続伸となりました。直近の陽線の上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形となったことから、今日の上値追いには限りがあると見られます。買いは1日様子見か、161.30-40まで引きつけて。損切りは160.90で撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に戻します。売りは様子見です。160円割れで終えた場合は”ポンド弱気”に変化します。

豪ドル/円は続伸。短期トレンドは強い状態を維持しています。押し目買い方針継続です。94円超えから厚くなる上値抵抗にも注意が必要でしょう。買いは93.00-10で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは92.60で撤退です。売りは様子見です。

今日は朝から外出となり、3時前に戻ってきました。訪問先の社員食堂を利用させて頂き、チキンマサラカレー、サラダ、ユーグルト、アイスコーヒーをご馳走になって帰ってきました。カレーはかなり辛めですがとても美味しかったです。もう忘れかけていた社食ですが、12:30過ぎごろの時間帯で、これから行く人と終わった人が丁度交わる時間帯。皆さんの活気が伝わってきましたね。会社の補助があるのでしょうけれど、色々選んでも大体ワンコインで済むのだとか。大きな会社は食堂もあっていいですね。コロナ禍でも業績を伸ばしている大会社さんでした。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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