ドル/円は新型肺炎の感染拡大が拡がり、世界経済の景気減速懸念から、株が棒下げとなり、リスク回避の動きからドル/円も108円台まで続落しています。このまま109.30割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。108円台に強い下値抵抗があり、来週初にも一旦は下げ止まると見られますが、111円台を回復しない限り、下値リスクは軽減されません。また112.10-20の抵抗を上抜けて終えるまではドル強気に変化しません。買いは様子見です。或いは107.80に浅い損切りを置くなら108.10-20以下で軽く買い狙い。売りは109.80-90の戻り待ちです、損切りは110.60で撤退です。
ユーロ/ドルは1.1000台に実体を戻しており、ニュートラルな状態に変化しています。1.1200超えで越週した場合は強気に変化します。買いは1.0940-50の押し目待ち。損切りは1.0870で撤退としています。売りは損切りが付いたので様子見に転じています。
ユーロ/円は小幅続伸となりましたが、121.00-10の上値抵抗にはぶつかっています。今日はリスク回避の動きが強まっていますが、119.00-10に強い抵抗が日抱えており、突っ込み売りにも注意が必要です。118.50割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。買いは119円台を軽く拾って119円割れで撤退です。売りは様子見です。
ポンド/ドルは小幅続落。下げ余力の強いものではありませんが、トレンドが弱いので買いは様子見としています。1.2850割れで終えた場合は一段の下落リスクが生じます。売りは1.2960-70の戻り待ちです。損切りは1.3010で撤退です。
ポンド/円は続落。下値リスクが高い状態にあり、一段の下落リスクに注意が必要です。140.00前後に強い下値抵抗がありますが、138円割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。買いは様子見です。売りは141.50-60で戻り売り。損切りは142.30出て対です。短期トレンドは142.50超えに値を戻さない限りポンド弱気の流れ。
豪ドル/円は続落。上値を急角度で切り下下ており、トレンドが非常に弱い状態です。70.00近辺に中期的な下値抵抗がありますが、トレンドが弱いので買いは様子見です。売りは71.70-80の戻り待ち。損切りは72.20で撤退です。
株、金、為替相場の全てがリスクオフの動きとなっており、緊急事態ですが、金については5600円前後に強い下値抵抗があります。株もすでにオーバーシュートの域に入ってきましたが、この流れは戻ってもポイントでは戻り売りの流れに入っているようです。また来週分析してご報告します。
良い週末をお過ごしください。