「時間の逆行」
先週のレポートでは、ADラインに注目した。上昇トレンドを維持するのであれば、下値支持線として存在していたADラインを維持することが求められたからだ。
実際には、ADラインを大きく割り込み、更にはAEラインをも下回り『時間の逆行』状態となっている。
次の注目日は4月30日前後である。
A点水準:約640万円
B点水準:約480万円
C点水準:約700万円
今週のポイントは下げ止まることが出来るのかということである。
<あくまでも個人的見解>
AEラインに注目したい。
AEラインを割り込んでいる状態を『時間の逆行』という。この現象はペンタゴンチャート、あってはならないこととされている。したがって、AEラインを越えていくことが求められるからだ。
(現在のシナリオ)
現在は上値の重たい展開となっている。下値支持線として期待されたACライン、ADラインそしてAEラインを割り込んでしまった。特に、AEラインを割り込んだことは、下落エネルギーの強いことを示唆している。
この場合、500万円を割ることも考えられる。
(第2シナリオ)
堅調な展開に戻る可能性もある。時間の逆行は解消されることが期待される。したがって、AEラインの内側に戻る動きになることが考えられる。また、B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。
この場合、640万円を越えていくことが求められる。
雲の中に入ったことで調整色が強くなっている。ここは雲の下限が下値支持線になるのか否かに注目したい。
「高値水準での乱高下」
先週のレポートでは、AEラインに注目した。堅調な展開が続くのであれば、上値抵抗線として存在しているAEラインを越えていくことが求められたからだ。
実際には押し目を形成した後、取引時間中には高値を更新するものの先週末にはAFラインを割り込んで取引を終えている。
次の注目日は5月3日前後である。
A点水準:約27万3000円
B点水準:約25万円
C点水準:約23万5000円
D点水準:約21万円
今週のポイントは堅調な展開を維持できるのかということである。
<あくまでも個人的見解>
DFラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、右肩上がりの下値支持線DFラインを割り込むことなく推移することが求められるからだ。
(現在のシナリオ)
堅調な展開を維持している。下値支持線の上方にBFラインおよびCFラインの両下値支持線が存在している。また、下値を見ても右肩上がりに推移しているからだ。
この場合、28万円台に乗せていくことが期待される。
(第2シナリオ)
上値の重たい展開に移行する可能性はある。上値抵抗線としてAEラインが存在している。しかも、AEラインの下方で上ヒゲの長いローソク足が出現している。そして、上値抵抗線EFラインも控えているからだ。
この場合、23万円を割り込んでいくことが考えられる。
上ヒゲの長いローソク足を示現した後に、転換線を割り込んできているのは気にかかる。
「下げ止まるか」
先週のレポートでは、AEラインに注目した。堅調な展開を維持するのであれば、AEラインを維持することが求められたからだ。
実際にはAEラインを割り込み、右肩下がりのEFラインに沿って下落。先週末にはBFライン水準に到達した。
次の注目日は4月26日前後である。
A点水準:約170円
B点水準:約120円
C点水準:約90円
D点水準:約200円
今週のポイントは下げ止まることができるのか否かということである。
<あくまでも個人的見解>
BFラインに注目したい。BFラインが下値支持線になることで、下げ止まることが出来るのか否かがポイントになるからだ。
(現在のシナリオ)
上値の重たい展開となっている。D点が位置する時間帯にD点に引き寄せられ、その後、DEFラインに沿って下落している。その間、下値支持線AEラインも割り込んでしまっているからだ。
この場合、100円を割り込む可能性がある。
(第2シナリオ)
堅調な展開に戻る可能性もある。BFラインが下値支持線になることが期待される。また、F点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。
この場合、EGラインを越えていくことが考えられる。
転換線および基準線も割り込んできている。