「上昇が止まらない」
先週のレポートでは、BDラインに注目した。節目であったBDラインを越えたことで、下値支持線になったBDラインを維持できるのか否かがポイントになったからだ。
実際には、BDラインを割り込むことなく上昇。そして、上値抵抗線CEライン、また一時的ではあるがCFラインをも超える上昇を見せた。
次の注目日は12月3日前後である。
A点水準:約128万円
B点水準:約90万円
C点水準:約113万円
D点水準:約68万円
E点水準:約105万円
今週のポイントはこのまま上昇が続くのか否かということである。
<あくまでも個人的見解>
CFラインに注目したい。
上昇が続くのであれば、少なくとも右肩上がりのCFラインに沿って推移することが期待されるからである。
(現在のシナリオ)
堅調な展開が続くことが考えられる。上値抵抗線CEラインを超えてきている。また、C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も上昇が続いている。そして、下値支持線DEFラインが控えているからである。
(第2シナリオ)
上値が重たくなる可能性も残っている。上値抵抗線AFラインの手前までの長い上ヒゲが出現している。また、右肩下がりおCEラインに沿って推移する可能性が残っているからだ。
<一目均衡表>
先行スパン1の上方を推移している強い相場続いている。気になると言えば、直近の上ヒゲの長いローソク足であろう。
「時間の逆行が生じる」
先週のレポートでは、ABラインに注目した。堅調な展開に移行し高値を試す動きになるのであれば、上値抵抗線であるABラインを越えていく必要があるからだ。
実際には、ABラインだけでなく強い上値抵抗線であるACラインをも超えて大きく上昇をした。
次の注目日は12月7日前後である。
A点水準:約44,000円
C点水準:約56,000円
今週のポイントは時間の逆行は解消されるのかということである。
<あくまでも個人的見解>
ACラインに注目したい。
上値抵抗線ACラインを越える状態を「時間の逆行」という。つまり、本来であれば価格が進む方向にペンタゴンを描き足すのだが、ACラインを越えた箇所にペンタゴンを描き加えるとペンタゴンがそれまで描き続けていた右方向とは逆の左方向にバックすることになる。
これは時間が左から右に流れていくことに逆らう形になることから「時間の逆行」と呼んでいる。この場合、しばらくするとACラインの内側に戻ってくるケースが多いのだが、たまにACラインを越えたまま上昇が続くことが起きる。その場合にはペンタゴン自体を描き直すことになる。
(現在のシナリオ)
堅調な展開が続く可能性はある。上値抵抗線として考えられていたABラインを超えてきている。A点が位置する時間帯以降も上昇が続いているからである。
(第2シナリオ)
上値が重たくなる可能性も出てきた。上述したようにACラインを越えている状態は「時間の逆行」であり、通常ACラインの内側に戻ってくる確率が高い。また、D点が位置する時間帯に到達すると同時に上ヒゲの長いローソク足が出現していることから、流れが変わる可能性があるからだ。
<一目均衡表>
先行スパン1の雲の上方を推移し堅調な展開が続いていることがわかる。しかし、この先雲が薄くなっていることに注意が必要だ。なぜなら、雲の薄い時間帯は乱高下する可能性があるからだ。