ドル/円は小陽線で切り返しており、104.00-10の抵抗には一旦跳ね返されましたが、上昇余力の強いものではないので上値追いにも限りがあると見られます。買いは104.10-20で押し目買い。損切りは103.90で浅めに撤退です。売りは104.90-00の戻り待ち。損切りは105.70で撤退としています。
今日は月末、週末足が決定されます。NY市場終値が104円割れであれば一段安の可能性が高くなり、102円方向への新たな下落トレンド入りとなります。また、今後のドルの上値余地が限られ易くなります。この場合は月足の上値抵抗が105.50~106.00に、週足も105.70-80が強い上値抵抗となります。逆に104円台を割り込まずに104円台後半まで戻せば、反発に転ずる可能性を残します。この場合でも106.50超えで終えない限り、上値余地も拡がり難くなります。
ユーロ/ドルは続落。1.1700を割り込んで終えており、日足は下値リスクが点灯中です。1.1600割れで終えた場合は週足の形状も悪化して、調整局面入りの可能性が高くなります。この場合は1.12~1.14ゾーンの間にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まると見られますが、中期トレンドが強い状態を維持しており、急落にも繋がり難いでしょう。短期トレンドは1.1860-70の抵抗を上抜けて終えない限り、変化しません。買いは暫く様子見です。或いは1.1580に浅い損切りを置き1.1600-10の押し目があれば試し買い程度に。
ユーロ/円は続落。122円割れを見て短期トレンドはユーロ弱気に変化しています。戻り売り方針で。売りは122.60-70で戻り売り。損切りは123.10で一旦撤退です。買いは様子見です。124円台を回復して引けない限り、短期トレンドは変化しません。
ポンド/ドルは続落。短期トレンドに変化が生じているので買いは様子見です。売りは1.2890-00の戻り待ちとしています。損切りは1.3060で撤退です。短期トレンドは1.31台を回復すればニュートラルな状態に戻しますが、1.32台で終えない限り、強気に変化しません。また、1.2700割れで終えた場合は"ポンド弱気"に変化して一段の下落に繋がり易くなります。
ポンド/円は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなりました。上値を切りさげており、短期トレンドもやや弱気の流れにありますが、上げ渋りの形で終えているので134円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見です。売りは135.40-50で戻り売り。損切りは136.60で撤退です。これが付いた場合はニュートラルな状態に戻しますが、138円台に乗せて来るまでは上値余地も拡がり難いでしょう。
豪ドル/円は十文字の寄せ線で終え、上下の抵抗を攻めきれずに終えています。短期トレンドが弱いので買いは様子見です。売りは73.90-00の戻り待ちとします。損切りは74.50で撤退です。短期トレンドは76円台を回復して引けない限り変化しません。
ワカバヤシ エフエックス アソシエイツでは各ストラテジストが「FX羅針盤」に定期的にレポートを寄稿しています。各ストラテジストのレポートは下のURLからご覧ください。
「若林栄四」の大統領選関連レポートは
https://fx-rashinban.com/editor/e7
「川合美智子」の豪ドル円、NZ円レポートは
https://fx-rashinban.com/editor/e5?page=33
「橋本光正」の主要経済指標の分析や予想は