29日に日米貿易協議を控えて様子見となりそうですが、今日は月末、週末が重なり、チャート的には今後の方向性を見るうえでNY市場の終値が重要となります。29日の結果がどうあれ、今日のNY市場の終値で基本的な方向性を判断すれば良さそうです。
ドル/円はNY市場終値が107.30以下であれば下値リスクが点灯、107円割れで越月した場合は今後の戻り余地が限られ易く、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなります。逆に108.30超えで越月した場合は、月足の下値抵抗を守って終えることになり、来週(7月)以降も上値トライの可能性を残します。この場合でも中期トレンドがまだ弱く111~112円台の上値抵抗を抜けるには力不足でしょう。113.50超えで越週しない限り、下値リスクを残すことになります。
今日の戦略はドル買いは107.10-20の押し目待ち、損切りは106.70で撤退。ドル売りは108.00-10で戻り売り。損切りは108.60で一旦撤退としています。
ユーロ/ドルはやや強気を維持しており、押し目買い方針継続としています。短期トレンドは1.1200割れで終えない限り、変化しません。強い下値抵抗は1.1280-90に、上値抵抗は1.1460-70にあります。
ユーロ/円はニュートラルな状態ですが、123円台を回復して終えない限り、下値リスクがより高い状態です。121.50-60、121.10-20に強い抵抗がありますが、120.80割れで終えた場合は再び下値リスクが高くなります。123円超えで終えた場合はもう一段上値余地が拡がり易くなりますが、中期トレンドがまだ弱く124~125円ゾーンの上値抵抗を一気に上抜けるにも無理があるでしょう。
ポンド/ドルはニュートラルな状態。1.2500割れで終えない限り下値余地も限られ易い状態です。但し、中期トレンドが弱いので急伸にも繋がり難く1.3050超えで越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。
ポンド/円は上下の抵抗を抜け切れずに揉み合いとなっていますが、下値リスクがより高い状態に変わりありません。買いは様子見か134.80に損切りを置くなら135.50-60で軽く試し買い。売りは137.00-10で戻り売り。損切りは137.60で撤退としています。
豪ドル/円は74円台の下値抵抗を守っており、一旦底打ちした可能性が生じていますが、76円台を回復して越週するまでは下値リスクに警戒が必要です。また76円台で引けた場合でも78円超えはまだ壁。可能性がやや低くなってきましたが、74円台を維持出来ずに終えた場合は、一段の下落に繋がり易くなります。
今日はストックボイスの出演が終わり次第、1日休暇を頂いて奈良、京都に行って来ます。お天気も回復して良かったです。では来週もよろしくお願いします。