酒匂隆雄の「為替ランドスケープ」 

本邦勢は円安、海外勢は円高指向

2025/09/01

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ドル円は146~148円のレンジが続く中、本邦投資家は円安志向、海外勢は円高志向が鮮明に。注目の米雇用統計次第で相場が一変する可能性も。最新動向を整理します。

2025年9月2日号

再び私事で恐縮ですが、先々週の退院以来自宅でリハビリを続けておりますが、本日体調が思わしくなく、PCでの文字書きが出来ない為、短い所見でレポートの代わりにさせて頂きます。

-先週のドル円相場は高値148.18、安値146.66で、相変わらず概ね146円~148円のレンジ相場が続いている。
-今週は何と言っても金曜日発表の8月の米雇用統計が注目される。

先月は非農業部門雇用者数が市場予想の+10万4千人を大きく下回る+7万3千人の増加となり、また5月、6月分も大きく下方修正されてドル円相場は3円以上の下落を見せる波乱となったが、今月も予断を許さない。

市場予想は+7万人と、先月より更なる悪化を見込むが、ヘッジファンド・コミュニティーでは米労働省が発表する数字に対しての信頼感に疑義を感じる者が増えて来ており、『どんな数字が出ても、9月のFRBによる利下げはDone deal(決まり事)であり、ドル安&円高が進む。』と考えてオプションを含めてドル・ショート&円ロングのポジション構築に励んでいると聞く。

-それに同調したのか否かは不明だが、シカゴ・IMMは前週と同じくドル・ショート&円ロングを増やして、ネットで71億ドルの売り持ちとなっている。

因みに我が国個人投資家は前週と変わらずの9億ドルの買い持ちのままである。

-相変わらず、本邦勢は円安、海外勢は円高指向であると言っても良かろうか?
-ヘッジファンド・コミュニティーは今週中に145円割れを見込んでいると聞いており、彼らの動向が注目される。

酒匂隆雄

酒匂隆雄 (さこう・たかお)

酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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