ならず者のペテン師
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米雇用統計の悪化とともにドル円が急落。トランプ前大統領の暴言と政策は、今や「ならず者のペテン師」とまで呼ばれるほど。資本流出の兆しも?
2025年8月4日号
先週金曜日のニューヨーク市場でドル円相場が150円台から147円台へと急落した。
7月の米雇用統計の非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回り、又5月と6月の数字が大きく下方修正された事を受けて、9月のFOMCでの利下げ観測が高まった事と、米景気減速懸念が高まった事が主因だが、これに対してトランプ大統領がイチャモンを付け、何と労働統計局長をクビにすると宣言した。
曰く、『私を陥れる為にわざと悪い数字を出している。去年の大統領選挙の時も、ジョー・バイデンを利する為に同じ様な事を行った。』
トランプは病気としか思えない。自分に不利な事は悉く排除し、『昨日の友も、今日は敵』と言う事を平気でやってのける。
今回の一方的な関税賦課などにも見られる様に、我が国を含め、同盟国も何も無い。
極め付けは凡そ80兆円もの対米融資を我が国に押し付け、その利益の90%をアメリカが取り、日本の取り分は10%だと言う。
勿論、リスクは全て日本が取る。こんな理不尽な取引なんて、聞いた事が無い。昔の悪徳代官だって、もっとマシだったろう。
それと、今や何の権限も無い。ロシアの元大統領のメドベージェフの挑発にまんまと乗らされて、ロシア近海に原潜2隻を派遣したらしい。
この男、ロシアと核戦争でも始める積もりなのか?
こんな男が超大国であるアメリカのトップで、言いたい放題,やりたい放題をやっている事に寒気を感じる。
こう感じるのは筆者だけではあるまい。
今アメリカではトランプの事を、「ならず者のペテン師」と呼ぶらしい。ならず者は分かるが、ペテン師の由来は、紳士のスポーツであるゴルフをやっている時に、しょっ中ズルをするかららしい。
最低の男だ。
ユックリとではあるが、確実にアメリカからの『Capital Flight』(資本流出)が起きるであろう事を確信する。
現在の我が国の政局や、優柔不断な植田総裁率いる日銀の体たらくを見ていると、中々円は買いづらいが、ドルはもっと買えない。
ドル円を再びショートにする良いタイミングを探りたい。
追伸
プライベートな話で恐縮ですが、本日で手術以来丁度ひと月が経ちました。
未だベッドの上での安静生活を強いられ、PCを使っての文章書きもままなりません。(iPhoneを使って、短い文章は書けます。)
今日はレポートではなく、徒然なるままに私見を書かせて頂きました。


酒匂隆雄 (さこう・たかお)
酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。
公式ブログ:酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」
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