酒匂隆雄の「為替ランドスケープ」
酒匂隆雄の「為替ランドスケープ」
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日銀利上げ、そして金利高、株高、円安
2025/12/22日銀政策決定会合が開催され、予想通りに政策金利である無担保コール翌日物レートの誘導目標が0.25%引き上げられ0.75%とすることが決定された。この決定により、政策金利は1995年以来、30年ぶりの高い水準となる。
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次は日銀政策決定会合
2025/12/15今年最後となるFOMC.が開催され、トランプ大統領の執拗な利下げ要求に抗って、利下げはするものの追加利下げには慎重であるとのスタンスを変えず、想定内の利下げ行われた。
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FOMCそして日銀政策決定会合
2025/12/082025年12月9〜10日のFOMCと、12月18〜19日の日銀政策決定会合を軸に今後のドル円を展望。利下げ・利上げの最終到達点(ターミナルレート)が相場を左右します。この記事でわかること:政策の焦点/パウエル・植田会見の注目点/為替介入の可能性。
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FRB.の利下げ、日銀の利上げ機運高まる
2025/12/01前週のウィリアムズNY連銀総裁に続き、次期FRB議長候補とされるウォラーFRB.理事が12月FOMCでの利下げを支持する姿勢を示し、ウィリアムズ氏の講演前は30%台だった12月の利下げ予想確率は、足元では80%近辺まで上昇。日銀の植田総裁は本日12月1日に名古屋での金融経済懇談会に於いて講演を予定しており、日銀が今月18日~19日の予定で開かれる金融政策決定会合での利上げの可能性を示唆するかどうかが注目される。
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混沌とする、日米金融政策の行方
2025/11/25先週のドル円相場は、20日に発表された10月FOMC.の議事要旨に於いて“多くの参加者は自身の経済見通しに基づけば、年内は政策金利を据え置くことが適切になる公算が大きいとの立場を示唆、12月の利下げ観測が後退してドル買いが進み、一時157.89も高値を示現した。
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高市・植田会談
2025/11/18日銀による年内利上げ確率の後退予想によりじりじりと値を上げ、週明けのニューヨーク市場では目先の節目である155円を上抜けて高値155.30を示現した。第2防衛線と警戒されている160円までの間で更に突っ込んだ円安進行に対する警戒の発言が出るのか、或いは実弾介入が実施されるのか定かではないが、三村財務官は“ドル円の動きと日米の長期金利差の推移を見ると、最近はやや乖離が見られる。
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危うし、ドナルド・トランプ
2025/11/10前週の日米・米中首脳会談、FOMC.、そして日銀政策決定会合などのビッグ・イベントを大きな波乱も無くこなした金融市場は、先週は為替市場では若干のドル安、債券市場では金利高(債券安)となり、ドル円相場に関しては日銀及びFRB.の年末に掛けての金融スタンスを計りあぐねて、153円から154円の狭いレンジ内に留まることとなった。
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多くのイベントを終えて
2025/11/04先週は、日米財務相・首脳会談、FOMC.、日銀金融政策決定会合などの重要なイベントが開催され、注意すべき点を幾つか挙げて身構えたが、結局は驚く様なニュースは出て来なかったにも拘わらず、市場は株高&ドル高に反応した。注意すべきニュースのヘッド・ラインを以下に纏めた。
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ニュースのヘッド・ラインに注意
2025/10/27自民党と日本維新の会による連立協議が合意に至り、高市早苗氏が女性初となる内閣総理大臣に指名されて“高市トレード。”が再燃し、先週は再び株高&円安が進んでいる。28 日予定の高市・トランプ両氏による初の日米首脳会談では、様々な事項が確認されると思われるが、トランプ米大統領にとってはドル高・円安は不満の種であることは間違いなく、現在の150円を超える円安への言及にも警戒しておきたい。
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更に深まる混迷の中、ドル下落リスクにより注意
2025/10/20先週のレポートのタイトルを“混迷の円相場。”として、ボラティリティーが高くなったドル円相場について書いたが、米政府機関閉鎖の混乱などによるドル安要因と、我が国の政局不安、日銀による利上げ逡巡などで、先週来益々そのボラティリティーが高まっている。
