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酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」 第65回
公開日:2016年11月22日

 

国内外の銀行で為替ディーラーとして活躍され、その華麗な取引手腕から「貴公子」と称された酒匂隆雄さん。為替ディーラーの第一人者の顔とは別に、レーシング、海外旅行、ワイン・グルメに温泉旅行と、様々な趣味をお持ちで、人生を楽しく過ごすことに関しても一流人です。

このコンテンツでは、楽しい話題や日々の生活、たまには為替マーケットについて語っていただきます。

げに相場は恐ろしき

先週の木曜日にボジョレー・ヌーボーが解禁された。ボジョレー・ヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で作られるワイン(ボジョレー)の新酒(ヌーボー)である。主に「ガメイ」という葡萄で作られ、早飲みが特徴である。ボジョレー・ヌーボーは毎年11月の第三木曜日が解禁と言うことになっている。

普通のワイン、特に赤ワインは瓶詰めして何年か置いておくと熟成して美味しくなるが、ガメイを使ったボジョレー・ヌーボーは熟成しない。9月頃に葡萄を収穫して凡そ二ヶ月だけ熟成させたまあ葡萄ジュースの様なものである。

ワイン・ブームが起こり出した1990年代の中頃には日本時間の11月木曜日の午前0時にカウント・ダウンしてボジョレー・ヌーボーを開けて大騒ぎすると言う風習があったが、最近はもうそんな馬鹿騒ぎはしないらしい。

以前この遊楽三昧でも我が国のハロウィンの馬鹿騒ぎについて触れたが、ボジョレー・ヌーボーで大騒ぎをするのも我が国だけあろうか?ボジョレー・ヌーボーは不味くはないが、「今年は当たり年で物凄く美味しい!」と騒ぐ程の物でもない。大体此奴等毎年の様に「今年のボジョレー・ヌーボーは当たり年で物凄く美味しい!」と言い続けている。

とは言いながら筆者はボジョレー・ヌーボーが嫌いではない。もちろん。毎年12本。同じボジョレー・ヌーボーを買い続けている。これは普通のボジョレー・ヌーボーと違って樹齢60年の古木から採ったガメイを使用しており、色も普通のボジョレー・ヌーボーの鮮血色と違って濃くて枯れた色をしている。12本買うと大概数本余ってしまい数年前の物が残っているのだが、実はこれが美味しいのだ。

数年前に5年前まで遡って飲んでみたが、5年物が物凄く美味しかった。確か現在2013年、2014年、そして2015年物が残っている筈なので今度縦飲み(同じワインを年代別に飲み比べる。)をやってみよう。

内緒だが、筆者は毎年、もう何十年もこのボジョレー・ヌーボーを買っているので、早めの火曜日位にデリバリーしてくれる。箱には「11月17日(木曜日)以前には開封、そして飲酒はしないで下さい。」と書いてあるのだが、冗談ではない。子供に飴玉を見せて「お家に帰るまでは食べてはだめよ。」と言う様なものだ。守れる訳が無い。

はい、今年のボジョレー・ヌーボーも結構で御座いました!
今度これの縦飲みをしてみたい方、この指たーかれ。



酒匂隆雄氏プロフィール

酒匂隆雄  さこう・たかお

酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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