
国内外の銀行で為替ディーラーとして活躍され、その華麗な取引手腕から「貴公子」と称された酒匂隆雄さん。為替ディーラーの第一人者の顔とは別に、レーシング、海外旅行、ワイン・グルメに温泉旅行と、様々な趣味をお持ちで、人生を楽しく過ごすことに関しても一流人です。
このコンテンツでは、楽しい話題や日々の生活、たまには為替マーケットについて語っていただきます。
皆さん、クレジット・カードを何枚持っていますか?
その内、何枚をアクティブに使っていますか?毎月の決済前にStatement(利用明細書)をちゃんと見ていますか?
自分の場合は、大体8枚くらいかな?アメックス、ダイナース、そしてガソリン・スタンドで給油する時に使うカード(アメリカのカード会社)の3枚。上の前者2枚は利用金額が多いので必ず見るが、後者は余り見ていなかった。(写真は各々1981年、1984年から使っているアメックスとダイナースのクレジット・カード。右の写真のJCBは1970年から使っているが海外での使い勝手がいまいちで余り使わない)
約3ヶ月くらい前になるが、ふとガソリン・スタンドで給油する時に使うカードから送られてきた利用明細書を見ると約8千円くらいの利用履歴があり、しかも海外で利用したとある。その頃海外に行ったことは無いし、利用した記憶も無い。「あれ?」と思ってインターネットでその前月の利用履歴を見ると、違う場所で約7千円くらいの利用履歴があった。もちろん、これも同じでその頃海外に行ったことは無いし、利用した記憶も無い。
早速そのカード会社に電話したら、すぐにその時点でカードを無効にしてくれて、後日番号の違う新しいカードを送ってくれた。こういう場合、こちらには全く過失は無く、カード会社(おそらく加盟店?)の本人確認が出来ていないことは間違いないので、全て弁償してくれる。今回ひと月くらいしてお詫びの手紙が来て、総額がクレジット・カードを決済する口座に振り込まれた。
今回は頻繁に使わないカードで、そんなに大きい金額ではなかったのですぐに気付かなかったが、危ない所であった。騙した金額が一度に7~8千円と言うのがミソなんでしょうな。どうか皆さん、クレジット・カードの利用明細書は必ずチェックする様に心掛けて下さいませ。
さて、世の中はすっかり秋となってきました。筆者は全く野球の事は知らず、先日たまたま見たテレビ中継でツーボール、ツーストライク、ツーアウトと画面に表示されていて驚いた。昔はツーストライク、ツーボール、ツーアウトでありましたな。野球の本場アメリカではツーボール、ツーストライク、ツーアウトと言っていた記憶がある。本場アメリカ式に変えたんだ。
それと先週はセ・リーグのクライマックス・シリーズとかが行われ、ちらりと見たがあれがよく分からない。
ペナント・シリーズではカープが一位、ジャイアンツが二位、そしてディーエヌエーが三位だった。そして、クライマックスシリーズでは、二位のジャイアンツと三位のディーエヌエーとの勝負の勝者が一位のカープに挑戦する権利が与えられる。しかし、なぜその勝者がリーグ優勝者となるのであろうか?(もしこれが間違っていたら御免なさい。)これ後出しジャンケンみたいなものだと思いません?
結局最終的にはカープが優勝、ディーエヌエーが二位、そしてジャイアンツが三位となったらしいが、これでカープが二位だなんてなったらおかしいではないですか。まあ観客を呼び寄せたいコマーシャリズム(商業主義)の賜物だと思うが、どうでもいいか?
カープ・ファンの皆さん、おめでとう御座いました。

酒匂隆雄 さこう・たかお
酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。
