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熊本地方に最初の強い地震が襲ってからそろそろ2週間が経つが、相変わらず余震が続き被災地の多くの皆さんが自宅を離れて避難所や自分の車の中で寝泊まりされていると聞く。水、食料、衣料などの生活必需品の調達も大変だと思うが、やはり避難所でのプライバシーの無い生活や先行き不安を考えると精神的にも大変ご苦労されている筈である。

心からお見舞い申し上げます。

車で寝泊りしている方々の中にエコノミークラス症候群に罹る方々が出始めたと聞くが、気軽な名前とは裏腹に恐ろしい病気である。飛行機、特にエコノミークラスに乗ると窮屈で満足に足が延ばせない経験をされた方も多かろう。（ファースト・クラスやビジネス・クラスは「Full flat seat」と言ってボタンを押すとモーターがウィーンと言いながら背中を倒し、足掛けを伸ばしシートがまっ平らになる）

残念ながらエコノミークラスにはこの様な足を延ばすゆとりが無くて座ったままの格好で長時間過ごさなくてはならず、脹脛辺りに血液が溜まってそれが血栓となりちょっとした拍子にそれが肺に回って動脈を塞いでしまい、急性肺血栓塞栓症を引き起こして時には死に至る恐ろしい病気と成る。

被災地の皆さんもキャンピングカーの様に平らな所で寝られればいいのだが、普段車に乗っている時の様に足を下げて座りっ放しだと危ない。どうして防げばいいかは医者ではないのでよく分からないが、飛行機の中でよく放映している様に足や脹脛をマッサージし、血流をよくすればいいらしい。それと水を飲むことも（酒ではありません！）大事だと聞いた。どうぞお気を付け下さい。

この地震災害に対して自衛隊やアメリカ軍が献身的な援助を行ってくれているのは誰しも知るところであるが、腹立たしいのは自分の主義主張だか何だか知らないがこれらに反対する輩が居る事である。迷彩服を着た人（自衛隊員を指す）学校内に入らないで下さいだと？自分がさっさと学校を出て行って河原にでも野宿するが良かろう。

オスプレイを使うのは政治的意図が有るだと？限られた陸地に上手く着陸し、なるべく早く多くの救援物資を運ぶにはオスプレイの様に垂直離着陸が出来て、素早く水平飛行が出来るヘリコプター＋飛行機の機能を持った物がうってつけだろうに！まあこいつら下らないことを言って苛立たしいだけだが、本当に腹が立つのはこの悲惨な状況下で留守宅を狙ってこそ泥が跋扈していやがる事である。

実際に被害に遭った方々が避難所などでお互いに助け合って自我をも犠牲にして頑張っている時に留守宅を狙って狼藉を働くとは許し難い。全員とっ捕まえて厳罰に処するべきであろう。（こんな事を書くと物議を醸しそうだが、こいつら市中引き回して晒し者にしたっていいくらいだ）

昔から怖い物の順で、地震、雷、火事、親父と言った。親父は怖かったが怒られるには理由が有り、謝ると許してくれた。火事は自分の所が火元でなければ逃げる余裕は有り、慌てなければ死ぬことは無い。雷も、家の中や車に乗っていれば打たれることは無い。ゴルフ場でピカッと光ればクラブを投げ捨てて避難所に逃げ込めばいい。

地震は怖い。前触れが無い。いきなりどしんと来て、その後の余震も怖い。今のところ地震は熊本・大分地方で集中的に起きているが、何時それがこの地震列島の他の地方に起こるか分からない。

日頃から、災害用の水、食料品、薬、懐中電灯などを用意しておきましょう。我が家には酒やワインは売るほど備蓄してあるのだが、これは余り役に立たない。先日またトレード・トレードさんからミネラル・ウォターを仕入れたぞ！水は安心だ。この「アサヒ おいしい水六甲」、滅茶苦茶安い上に家まで届けてくれるのが嬉しいではないか！スーパーで2ケースも3ケースも買って御覧なさい。駐車場から家に持ち込むだけでも大事ですから！！

あ、水と言えばお風呂のお湯を代える時は風呂に入った後に直ぐにじゃーっと流さないで、翌日入る時に新しくお湯を入れると宜しいです。要するにお風呂のお湯は捨てないでおきなさいと言う事です。多くのマンションでは停電すると水が出ません。ポンプを使っているからです。水が出ないと顔も洗えません。お手洗いにも行けません。

あ、それといざとなった時に何所で落ち合うかを家族と確認しておきましょう。我々は（近所の娘夫婦と孫たちも含め）歩いて10分の所に在る本牧山頂公園と決めてあります。我々は海の傍に住んでいるのだが、本牧山頂公園は海抜30メートルはあるから大丈夫であろう。

（この前4歳の孫にテストの積りで「地震が来たら何所に逃げるんだっけ？」と聞いたら「礼拝堂のおっきな机の下に潜り込む！」と言っていた。まあ良かろう、後は先生にお任せする）

どうか皆様方も普段から準備万端とまでは行かなくとも、出来るだけの事はしておきましょうね。