【20260806 マーケット女史】協調介入でドル円は変わった?158円・155円が分岐点
> お米 or お肉がもれなくもらえる?!

2026年8月6日(木)配信の「マーケット女史24時」では、日米協調介入後のドル円相場を中心に、アメリカが介入に動いた背景や、8月末から9月にかけての重要なイベントについて解説しました。
ドル円は163円台から一時155円台まで急落した後、157円台まで反発しています。円高方向へ流れが変わったのか、それとも再び160円台を目指すのか。今後の分岐点となる価格帯を整理します。
▼見逃し配信はこちら
https://youtube.com/live/FA3bdmdq44c
今回の重要ポイント
・ドル円は158円を回復できるか、155円を割り込むかが次の方向を判断するポイント
・協調介入には、米国の長期金利上昇やアジア通貨安を抑える狙いもあった可能性
・8月末のジャクソンホール会議とG20、9月の日米金融政策に注目

協調介入後のドル円、次の分岐点は?
ドル円は日米協調介入を受け、163円台から一時155円台まで急落しました。
川合美智子氏は、今回の下落によって短期的な上昇トレンドはいったん崩れたと解説。ただし、円高トレンドへ完全に転換したと判断するには、今後の値動きを確認する必要があるとしています。
158円を回復できるか
目先の上値では、158円付近が重要なポイントです。
今週の終値で158円台を回復した場合、155円台で短期的なダブルボトムを形成し、159円から160円台への戻りを試す可能性があります。
協調介入が行われても、日米の金利差など円が売られやすい背景が完全に変わったわけではありません。158円を明確に上回れば、再びドル高・円安方向への動きが強まる可能性があります。

155円割れなら150円台も視野
一方、157円を下回ると再び155円を試す展開が考えられます。
川合氏は、155円を明確に割り込んだ場合、150円台が視野に入ると指摘。さらに、長期的なサポートラインとなる152円付近を下回れば、中長期の相場にも変化が生じる可能性があります。
今後は、次の価格帯が主な判断材料になります。
・158円を回復:159円から160円台への戻りを試す可能性
・157円を下回る:再び155円を試す可能性
・155円を下回る:150円台が視野
・152円付近を下回る:中長期的な流れが変化する可能性
アメリカが協調介入に動いた背景
今回の協調介入には、日本の円安を止めるだけでなく、アメリカ側の事情も関係していた可能性があります。
米長期金利の上昇を警戒か
松崎美子氏は、アメリカが協調介入に動いた理由の一つとして、米国の長期金利上昇に対する警戒感を挙げました。
日本の財政悪化を背景に日本国債が売られると、その影響が米国債市場へ波及する可能性があります。米10年債利回りが5%に近づけば、債券市場だけでなく株式市場などにも影響が広がりかねません。
このためアメリカには、日本を支援すると同時に、自国の金融市場を安定させる狙いもあったのではないかとみられています。

アジア全体への通貨安波及も懸念
円安がさらに進めば、ほかのアジア通貨にも売りが広がる可能性があります。
アジアで通貨安競争が起きれば、米国の貿易政策や製造業にも影響します。アジア全体の通貨不安を防ぐことも、協調介入に動いた背景の一つと考えられます。
また、松崎氏は「フリーランチはない」として、今後、日本側に財政政策の見直しや金融政策の正常化など、何らかの対応が求められる可能性も指摘しました。
8月末から9月の重要イベント
今後の相場では、経済指標に加え、8月末から9月に予定される政策イベントが重要になります。
注目されるのは、米雇用統計、ジャクソンホール会議、G20、そして9月の日銀金融政策決定会合とFOMCです。
特にG20では、日米の金融・財政政策についてどのような話し合いが行われるかが焦点になります。日銀関係者から金融政策の正常化や追加利上げを示す発言が出るかも確認が必要です。
株式市場では米国株が上昇基調を維持する一方、日経平均は上値の重い状態が続いています。為替や長期金利の動向が、今後の株価にも影響を与える可能性があります。
9月相場に向けて、次の点が主な確認材料となります。
・日銀関係者から利上げ継続を示す発言が出るか
・G20で日米の金融・財政政策に関する方針が示されるか
・米雇用統計などの経済指標が米金融政策の見通しを変えるか
・投機筋の円売りポジションがどこまで解消されたか

まとめ
日米協調介入によって、ドル円の短期的な上昇トレンドには変化が現れました。ただし、現時点では円高トレンドへ完全に転換したとは言い切れません。
目先では158円を回復するか、157円から155円を下回るかが重要な分岐点です。
また、今回の介入は為替だけでなく、米国の長期金利、日本の財政・金融政策、アジア通貨の安定にも関係しています。8月末から9月の政策イベントを経て、相場の流れがさらに変化する可能性があります。
番組ではチャートを使って、各価格帯を詳しく解説しています。今後の判断材料として、ぜひ見逃し配信もあわせてご覧ください。
▼「マーケット女史24時」見逃し配信
※記事内の価格および市場見通しは、2026年8月6日の配信時点のものです。相場見通しは出演者による分析であり、将来の値動きを保証するものではありません。
> お米 or お肉がもれなくもらえる?!

