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【20260709 マーケット女史24時】ドル円162円台、介入はある?米国株・日経平均・英国政局の行方

2026/07/10

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ドル円相場が162円台まで上昇し、市場では再び為替介入への警戒が高まっています。

一方、米国株や日経平均は高値圏を維持しているものの、重要なサポートラインに接近。英国では新政権誕生に向けた動きが進み、ポンド相場にも変化が見え始めています。

2026年7月9日配信の「マーケット女史24時」では、川合美智子氏と松崎美子氏が、為替、株式、金、英国政局の今後を解説しました。

▼見逃し配信はこちら
https://youtube.com/live/SPncM7e97Qk

ドル円162円台、為替介入でも円安は止まらない?

今回の配信で最も注目されたのが、162円台まで上昇したドル円です。

川合氏は、現在の円安は日米金利差だけでなく、日本企業による海外投資や海外で得た利益の再投資、新NISAを通じた外貨資産への投資など、構造的な要因が大きいと解説しました。

日本企業が海外で利益を上げても、その資金を日本へ戻さず現地で再投資すれば、円買いは発生しません。また、海外投資家が日本株を購入する際にも、為替変動を避けるために円売りヘッジを行うケースが増えています。

市場では為替介入への警戒が高まっていますが、介入があっても一時的な円高にとどまる可能性があります。

川合氏が示した主な注目水準は、157~158円台です。この水準を明確に下回らなければ、再び円安方向へ戻る可能性があり、長期的な円高転換には152円割れが必要との見方でした。

米国は利下げしにくい環境、長期金利に注意

米国の雇用統計では弱い数字も見られましたが、求人件数は予想を上回っており、雇用市場は依然として底堅い状態です。

一方、コアインフレ率は3%前後で高止まりしています。

川合氏は、雇用と物価の両方を考えると、FRBがすぐに利下げへ動く環境ではないと指摘しました。

米10年債利回りは4.5%台まで上昇しており、4.6%を明確に上回る場合には、利上げ観測が再び意識される可能性もあります。

松崎氏も、米国、ECB、英国中央銀行はいずれも7月の会合では政策金利を据え置く可能性が高いと予想しました。

同じ据え置きでも、米国はインフレと雇用、欧州は景気、英国は政治情勢と、それぞれ理由が異なる点には注意が必要です。

米国株と日経平均、重要ラインを守れるか

米国株は短期的に調整しているものの、中長期の上昇トレンドはまだ崩れていません。

NYダウは52,000ドル付近、S&P500は7,400ポイント付近、NASDAQは25,000ポイント付近が重要なサポートとして挙げられました。

これらを下回った場合には調整が深くなる可能性がありますが、現時点では大きなトレンド転換には至っていないとの分析です。

日経平均については、66,800円付近が重要な分岐点です。

この水準を維持できれば高値圏での持ち合いが続く可能性がありますが、下回った場合には63,000円、さらに59,000円付近まで調整する可能性があります。

半導体関連株を中心に相場は強さを保っていますが、今後は人気だけでなく、企業の収益力や事業基盤によって銘柄ごとの差が広がると考えられます。

英国新政権がポンド相場を動かす?

英国では首相交代に向けた動きが進んでおり、松崎氏はアンディ・バーナム氏が新首相に就任する可能性が高いと解説しました。

バーナム氏はマンチェスター市長として地方経済の再生に取り組んできた実績があり、新政権ではロンドンの金融業に依存した経済から、地方都市や製造業、エネルギー、AIなどを重視する成長モデルへの転換が期待されています。

ただし、地方行政での成功が、そのまま国政で通用するとは限りません。

国政では国債市場、年金基金、格付け会社、中央銀行など、金融市場の反応を常に意識する必要があります。

松崎氏は「政治が市場を動かすのではなく、市場が政治を制約する時代」と指摘。新政権が財政規律を維持できるかどうかは、財務大臣の人選が大きな鍵になると述べました。

金価格は大きく動く直前か

視聴者から寄せられた金に関する質問では、円建て金、NY金ともに重要な分岐点にあることが解説されました。

円建て金は21,400~21,500円付近がサポートとなっており、21,000円を下回ると20,000円付近まで下落する可能性があります。

一方、22,300~22,400円を上回れば、底打ちから反発へ向かう可能性があります。

NY金は4,000ドル付近が重要なサポートです。この水準を明確に下回ると、3,500~3,600ドル付近まで下落する可能性もあります。

現在は上にも下にも動きやすい状態であり、川合氏は今週から来週にかけて大きな方向性が出る可能性があると指摘しました。

まとめ

今回の配信では、ドル円162円台と為替介入の可能性が最大のテーマとなりました。

介入が行われれば短期的に円高へ動く可能性はありますが、157~158円台を明確に下回らなければ、円安の大きな流れは変わらない可能性があります。

米国株と日経平均は重要なサポートに接近しており、金も方向性が出る直前の状態です。

さらに英国では新政権の誕生が近づいており、首相だけでなく財務大臣の人選が、ポンドや英国債市場を左右する重要な材料になりそうです。

チャートを使った詳しい解説や、英国・欧州の現地の空気感については、ぜひ見逃し配信でご確認ください。

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