トレトレ最新マーケットニュース originators

(20251204)将来不安どう向き合う?プロの答えQ&A【マーケット女史24時】

2025/12/18
Q&A
セミナー

> 先着3000名!コシヒカリ1合が必ずもらえる!!

FXの税制が分からず踏み出せない不安、世界情勢の不透明感、そして続く円安──。
2025年12月4日配信の「マーケット女史24時」では、こうした個人投資家の率直な疑問が数多く寄せられました。本記事では、その中から代表的な3つの質問に対するプロの回答をQ&A形式で整理します。

Q1. FXに興味はあるが、税制や申告が面倒そうで踏み出せない

ポイント:
FXの税制はシンプルで、過度に構える必要はない。

川合美智子さんの回答(要約):

・FXの利益は雑所得として申告
・税率は一律約20%
・他の所得申告と同じ流れで対応できる
・実現益に対する課税のため、利益を実感しやすい

📌 結論:
税制はFXを始めない理由にはなりにくく、実際は想像ほど煩雑ではない。

川合さん質問回答全文(クリック or タップで表示)

雑所得として利益の20%を申告していますが、他の申告と一緒ですので煩わしいことは余りないと思います。
むしろ実現益に対する税金ですから儲かったという嬉しい実感もあります。

Q2. 世界秩序が揺らぐとき、経済にはどんな影響があるのか?

ポイント:
地政学リスクは、短期的な経済ショックと中長期の構造変化を同時にもたらす。

松崎美子さんの回答(要約):

・米国の対欧州姿勢の変化が背景にある
・移民問題やAI分野で欧州は出遅れ
・中国・ロシアとの協調を重視する動き
・短期的には世界経済に大きなショック
・中長期では資源国が潤う可能性

📌 結論:
世界秩序の変化は、経済の前提そのものを揺るがすインパクトを持つ。

松崎さん質問回答全文(クリック or タップで表示)

日本でどこまで報道されているかは分かりませんが、12月に入り、トランプ大統領はヨーロッパと距離を置く発言を繰り返しています。

経済面では、移民問題によって価値観が揺らぎ、AI分野でも大きく出遅れたヨーロッパよりも、中国やロシアと協力する方が将来的な利益が見込める――そのような判断が背景にあるようです。

もしこの動きが本格化すれば、単に中国やロシアの景気が良くなるといった話にとどまらず、現在の「世界秩序」そのものが根底から揺らぐ可能性があります。結果として世界経済全体に波及し、短期的には大きなショックとなって景気を冷え込ませるでしょう。

その後、5〜10年という時間をかけて、ロシアをはじめとする資源国が潤うシナリオも考えられますが、初期の衝撃は世界を震撼させる規模になると見ています。

Q3. 円安が続いているが、好転する可能性はある?

ポイント:
円高に振れる要因は複数あり、環境次第では反転も想定される。

川合美智子さんの回答(要約):

・日米金利差は縮小傾向
・歴史的にドル円と金利差は強い相関
・日本のファンダメンタルズは相対的に健全
・円売りは過度に意識されている可能性

松崎美子さんの回答(要約):

・世界的金融危機時には円高圧力が強まる
・円キャリー取引の巻き戻しが起きやすい
・日本の長期金利上昇も円高要因
・海外資産から国内資産への資金回帰が想定される

📌 結論:
円安は固定された流れではなく、条件次第で転換点を迎える可能性がある。

川合さん質問回答全文(クリック or タップで表示)

日米金利差が縮小傾向にあるのに、円安が続いています。現状はドル/円相場の値動きと日米金利差が逆相関となっていますが、歴史的に見ても、ドル円相場と日米金利差の相関は深く、米金利差は縮小傾向にありますから、ドル/円相場もそろそろ反転してくるのではないかと考えています。

日本の財政悪化懸念を材料にした円売りが円安の主要因ですが、日本のファンダメンタルズ面、対外純資産の規模、家計資産2000兆円規模に鑑みれば大きな懸念材料とはならないと思います。

松崎さん質問回答全文(クリック or タップで表示)

「好転」という言葉が適切かは判断が分かれるところですが、円高に振れる可能性は十分あると見ています。

一つめは、世界的な金融危機の発生です。特に米国株が急落する局面では、最も強い円高圧力がかかるイメージを持っています。

もう一つは、日本の長期金利の上昇です。日本国債への振り替えが進めば、外貨売り・円買いのフローが発生することになります。

セミナー本編はこちらからご視聴いただけます

YouTubeアーカイブ動画にて、今回の質疑応答を含むセミナー全編をご覧いただけます。
チャンネル登録もぜひお願いいたします。

動画の視聴はこちら

まとめ

・不安の正体は「分からない構造」にある
・税制・世界情勢・為替はいずれも整理可能
・プロの視点を知ることで、判断軸は明確になる

> 先着3000名!コシヒカリ1合が必ずもらえる!!

この記事をシェアする

前の記事
無料会員募集中