野村雅道の「ID為替分析」 nomura

「財務省が円安は投機的だ、としか言えない事情」

2026/07/22

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*円安は投機的だから介入すると財務省は言う。何故ならG7声明の介入の条件は「無秩序な動きに対して」だからだ。

実際は貿易赤字、年金など機関投資家の海外投資、オルカンを含めた外貨投信のドル買いで円安となっている。しかしそう言えば
 「ええやん ファンダメンタルズに合っている秩序だった相場ですね」とG7で言われてしまう。

「無秩序な投機的な動き」を演出しないといけない。投機筋は便利な存在だ。実需や投資家が円安の要因だというとすぐに裏取りされるが、投機筋は裏取りされない(いないから)。

ただ財務省も最近は介入ではなくGPIFの外貨買いを一部、国内商品に転換しようと実務的な動きを見せ始めている(副作用もあると思う)ので様子を見よう。一番重要なのは貿易収支だが。

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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