(20251002)なぜ金融の道へ?プロ2人の原点と市場展望【マーケット女史24時】
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2025年10月2日に配信された「マーケット女史24時」では、川合美智子さんと松崎美子さんが、視聴者から寄せられた質問に回答。
今回は「金融の世界を選んだ理由」「マイナー通貨ペアの取引」「日経平均5万円超えの可能性」について語られました。
男性社会とされる投資業界での経験談や、今後の株式市場への見通しに注目です。
※本記事は2025年10月2日時点のセミナー内容をもとに構成しています。最新状況とは異なる場合がありますのでご留意ください。

Q1. なぜ金融・投資の世界を仕事に選んだのですか?
▶ポイント:
男性社会の壁を越え、自らチャンスをつかんだキャリアストーリー
▶川合さんの回答(要約)
・当時の人気業界は銀行・商社・生保。その中で「外為専門」の東京銀行に興味を持って入社
・為替ディーラーとして配属されたが、女性が皆無の職場
・電話越しに「男の人はいないの?」と言われることも多かった
・周囲の会話からトレードを学び、努力で信頼を獲得
・その後の外銀転職・独立へと繋がる転機に
▶松崎さんの回答(要約)
・外資系銀行で見たディーリングルームに惹かれ、仕事内容を質問したところ「女性の仕事ではない」と言われ奮起
・銀行を辞め、女性を採用するスイス系銀行に転職
・渡英後のバークレイズ銀行では220人のディーラー中、女性は5〜8名のみ
・男性社会の中でも、自ら行動して道を切り拓いた
■結論:
2人に共通するのは、“与えられる”のを待たずに“掴みにいく”姿勢だった。
川合さん質問回答全文(クリック or タップで表示)
私が就職した年代は、人気の就職先が、銀行、商社、生保が主流でした。その中で、東京銀行(現在の三菱UFJ)が外為専門銀行で、他の都市銀行とは全く異なる業態であることに興味を持って入社試験を受けて入行することが出来ました。配属先がたまたま本店の為替資金部であったことが、今に繋がっています。
最初は事務方でしたが、女性を為替ディーラーとして育てるとの方針で、怒号飛び交う「金魚鉢」と言われるディーリングルームに配属されました。当時は女性のディーラーが全く居ない、男性社会でしたから、外のお客様に電話口でマーケットの状況を説明しても、聞く耳を持たずに「男の人はいないの?」なんて言われることも数え切れず、耳を貸して頂くまでに時間が掛かりました。
また、忙しい男性陣に色々質問するのもはばかれて、トレードの仕組みなどは全身を耳にして聞きながら覚えざるを得ませんでした。慣れてくると指名して下さるお客様も増えたし、その後の外銀への転職や独立にも繋がっています。
松崎さん質問回答全文(クリック or タップで表示)
一番最初に東京で働いた外資系の銀行で、フロアーの1番端に透明なガラスで遮られた部屋があるのに気づきました。同僚に聞いてみると、為替のディーリングルームだと言う答えが返ってきました。当時は、どういう仕事内容なのかわからなかったので、そこの1番トップであるイギリス人の男性に、為替ディーラーとはどういう仕事なのかを聞いたところ、その人から返ってきた答えは、たった一言。「これは女の人がやる仕事ではない。」
それを聞いて、俄然やる気になり、その人に「頑張るから働かせてほしい!」と頼んだところ、あっさり断られたので、さっさと銀行を辞めて、女性でも働かせてくれるスイス系銀行のディーリングルームに転職しました。
苦労話しを書いたら1冊の本になってしまうので (^◇^;) ここでは省略します。
渡英後、初めて働いたイギリス4大銀行の1つであるバークレイズ銀行のディーリングルームでは、220名のディーラーがおり、女性は私を含め最も多い時で8名。通常は5名でした。ここからも、いかに労働環境が男性中心であったかお分かりいただけると思います。
Q2. ドルスイスやユーロポンドはデイトレに向いていますか?
ポイント
東京では静かでも、ロンドンでは“熱を帯びる”通貨ペア
▶松崎さんの回答(要約)
・東京時間はドル/スイス・ユーロ/ポンドともフローが非常に少ない
・ロンドン時間に入ると取引が活発化し、人気通貨ペアに
■結論:
東京時間は不向きでも、欧州市場では十分な出来高と流動性がある。
松崎さん質問回答全文(クリック or タップで表示)
東京市場でのドル/スイスのフローは極端に少ないです。私はスイス系銀行の東京支店で働いたことがあるので、その辺はよくわかります。同様に、ユーロ/ポンドのフローも極端に少ないです。
しかし、ヨーロッパ・ロンドン時間に入ると話は別で、スイスフランもポンドもきちんとした取引が可能になります。
特にこちらのディーラーの間では、ユーロ/ポンドやユーロ/スイス取引は人気の通貨ペアの1つであり、フローには全く問題ありません。
Q3. 来年、日経平均は5万円を超える?
ポイント
「高市トレード」で勢い続くが、年末以降の調整に注意
▶川合さんの回答(要約)
・高市トレードで短期的に上昇トレンド入り
・11月〜年内は強気相場を維持する可能性
・中期下値は44,000円、長期下値は40,000円前後
■結論:
一時的に5万円突破も視野。ただし“楽観一色”には注意が必要。
川合さん質問回答全文(クリック or タップで表示)
高市トレードで短期的には新たな上昇トレンド入りしており、この勢いを借りて50,000円台乗せに挑戦する可能性は高いと見ています。このトレンドは、4月のトランプ関税ショックで急落後、30,792円の底値を付けて5月に新たな上昇トレンド入りしていますが、今月を含めると6カ月連続陽線引けとなる可能性が高い状態です。
日柄でみれば、11月一杯、或いは年内いっぱいはこの強気の流れを維持すると見られますが、その後は一旦調整下げに入る可能性を見て置く必要がありそうです。長期トレンドが強い状態にあるので、大きな金融ショックが無い限りは大幅な下落に繋がらないと思いますが、大きなショックがあれば20%位の下落はあってもおかしくありません。中期的な下値抵抗ポイントは44,000前後、長期的な下値抵抗ポイントは40,000円前後にあります。
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