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(250612号)トレード頻度の最適解は?プロの答えがこちら【マーケット女史Q&A】

2025/06/20
Q&A

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「毎日トレードしないと不安」「ポジションを常に持つべき?」そんな悩み、ありませんか?

2025年6月12日配信のオンラインセミナー「マーケット女史24時」では、川合美智子さん・松崎美子さんが、視聴者の素朴な疑問にズバリ回答。

今回は、トレード頻度の最適解中東リスクと金・原油価格の見通し現地在住者が語るイギリス移民問題のセミナーQ&A3本立てでお届けします。

※本記事は2025年6月12日時点のセミナー内容をもとに構成しています。最新状況とは異なる場合がありますのでご留意ください。

Q1. トレードってどのくらいの頻度でやっていますか?

ポイント:
「毎日ポジションは持つが、エントリー回数は絞るスタイル」

川合さんの回答(要約)
・ポジションは1〜2日間保有するのが基本
・トレード回数は多くなく、慎重に厳選
・トレンドを感じたときは通貨やロットを増やす
・損切り後は2〜3日休んで相場を見直す

■結論:
頻度にとらわれず「相場との距離感」を重視。無理な取引はしない姿勢が大切

川合さん回答全文(クリック or タップで表示)

トレードの頻度ということであればエントリーしたポジションは1~2日程度保持することが多いので、回数はそれほど多くありませんが、ポジションはほぼ毎日持った状態です。

また、相場の波(トレンド)に乗っていると思った時は、通貨の種類や金額も増える傾向にあります。損切りが付いた場合は2~3日休んで様子を見ることにしています。

Q2. 中東がきな臭いですが、金や原油はまだ上がると思いますか?

ポイント
「ホルムズ海峡の封鎖リスクが価格高騰を引き起こす可能性も」

▶松崎さんの回答(要約)
世界大戦には発展しないと予想
・ただし海上封鎖やエネルギーインフラ攻撃は現実的リスク
・原油・LNG市場は供給懸念からリスクプレミアムを織り込む動き
・利下げが遠のき、金利上昇も加速しかねない

■結論:
地政学リスクが高まれば、価格も政策も大きく揺れる可能性あり

松崎さん回答全文(クリック or タップで表示)

イスラエルが本気でイランを攻撃する事は、ベギン・ドクトリンを考えれば当然のことで、「もし」よりも「いつ」が大事だったと思います。

個人的には、中東各国や米英欧を巻き込む「世界大戦」になるとは思っていません。考えが甘いと思われるかもしれませんが、イスラエルもイランも自国民から弱腰と見られない範囲で、攻撃を続けると予想しています。

私が気にしているのは 紛争がより深刻化して、イランがホルムズ海峡やペルシャ湾を海上封鎖するリスクです。

世界の石油とLNG貿易にとって、ホルムズ海峡、ペルシャ湾、および周辺海域における海上安全保障は必要不可欠です。

紛争のエスカレーションがホルムズ海峡を通る船舶輸送の混乱につながれば、ペルシャ湾からの原油供給に影響を及ぼす可能性があります。世界の海上石油貿易のほぼ3分の1がこのポイントを通過しているだけに、原油価格とガス価格の上昇は避けられません。

そして今後 エネルギーインフラが攻撃のターゲットとされればエネルギーのサプライチェーンを混乱させ、さらなる価格高騰を招く可能性があり、長期的な悪影響をもたらす可能性も十分にあります。

それでなくても地政学的な不確実性が高まっているため、エネルギー市場は供給途絶の可能性を考慮して、大規模なリスクプレミアムを織り込むでしょう。

金融政策では、日銀以外利下げ路線が一般的ですが、この思わぬエネルギー危機が表面化してしまうと、利下げがさらに遠のく可能性が出て、長期金利上昇にも拍車をかけるかもしれません。注意が必要ですね。

Q3. イギリスの移民って、実際のところどうなんですか?

ポイント
「出稼ぎ労働者の減少+違法難民の増加で、社会構造に歪みも」

▶松崎さんの回答(要約)
・Brexit以降、東欧出稼ぎ労働者が激減
・一時的に社会インフラが機能不全
・現在は違法難民が急増、対策も厳格化
・地域によってはイギリス人が少数派という現象も

■結論:
政策は今後さらに厳格化。社会の分断や生活インフラへの影響も現実に

松崎さん回答全文(クリック or タップで表示)

2016年のBrexit国民投票以降、特に東欧からの出稼ぎの人達が本国に帰りました。彼らは、農園の野菜や果物摘みから、大型トラックの運転手さんまでありとあらゆる仕事をイギリスでしており、その直後はトラック運転手不在で、ガソリンスタンドでガソリン在庫がなくなったり、スーパーの棚からモノが消えたりと、かなり不自由な思いをしました。

あれから約10年、今でも人手不足は続いていますが、機械化による仕事の効率化や、イギリス人が東欧の人の代わりに仕事をしたりと、どうにかうまく回っています。

現在、イギリスが最も深刻に悩んでいるのが、フランスからゴムボートに乗り、イギリスに潜り込む違法難民です。

それとは別に、英国で就業可能、あるいは滞在できるビザの厳格化が今年から始まり、37年住んでいる私も日本のパスポート保有者ということで、いろいろ苦労しています。

今後、移民対策はどんどん厳しくなり、万が一 違法で潜り込めたとしても、銀行に口座が開けないなど基本的な生活手段がブロックされることもあるので、ますます厳しくなることには間違いありません。

たまたま私が住んでいる街は、移民や難民の被害はありませんが、場所によってはイギリス人がほとんど住んでいない地域もあり、ますます2極化が進むと考えています。

まとめ

・トレードは「毎日」よりも「的確に」。無理に回数をこなす必要はない(川合さん)
・中東の緊張が原油・金・金利に波及するリスクをはらむ(松崎さん)
・イギリス社会の“見えにくい現実”として移民問題の深刻化が進行中(松崎さん)

セミナーの内容が気になる方は、ぜひ「マーケット女史24時」本編をチェックしてみてください。

セミナーはトレトレのYouTubeチャンネルにて視聴できます。ぜひ、チャンネル登録もよろしくお願いいたします。

動画の視聴はこちら

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