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【米国株は2026年まで下落?】トランプ政権の本質、日経・米株の行方をNY在住エコノミストが語る【Q&A】

2025/05/31
Q&A

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みなさん、「米国株の今後」や「トランプ政権の真意」が気になっていませんか?

5月15日配信の「若林栄四 NYからの金言」では、視聴者から寄せられた鋭い質問に、NY在住の相場分析家・若林栄四さんが本音で回答しました。

▼今回ピックアップした質問はこちら:
・トランプ政権が本当に目指していることとは?
・米国株の下落はどこまで続く?
・日経平均は35,000円まで下がるのか?
・下げ相場が終わる時期と、買いのタイミングは?

宇宙の法則」を軸に展開される若林氏の予測は、他にはない視点で相場の未来を読み解くヒントになります。

※本記事は2025年5月15日時点のセミナー内容をもとに構成しています。現在の状況とは異なる場合がありますのでご留意ください。

【Q1】トランプ政権が本当に目指していることとは?

質問
「トランプ政権はなにを目指していると思いますか?」

▶若林栄四さんの回答(要約)
・この政権の最大の目的は「個人的な復讐
・過去に自分を弾圧したディープ・ステート(米国の高級官僚層など)に対し、権力で報復をしている
・政策は移民や関税など「人気取り」ばかりで、信念は一切ない
・過去に民主党支持だったが、自身が敬意を払われなかったことへの反発が背景にある
・共和党に属してはいるが、実際には「どうでもいい」と考えている可能性が高い

■結論:
政策は建前、実際の狙いは「復讐のための権力掌握」。

回答全文を見る

一番大きなこの政権の目的は、パーソナルな復讐です。

過去のトランプに対するディープ・ステート(影の政府―いわゆる米国のエスタブリッシュメントー高級官僚など)の圧迫に対し、大統領の権力を使って復讐人事を繰り返しています。

表向きは移民やら関税やらいろいろありますが、これらはみんな人気とりの政策で、この大統領は政策の軸になるような信念はありません。もともと民主党を支持していたのですが、不動産屋としてディープステートの連中にさげすまれて民主党を離れました。この人は政策に対する思い入れはゼロです。すべてがパーソナルなのです。

今は共和党ということになっているが、本当はどうでもよいのです。要は権力を握って、過去自分をいじめた連中に復讐することが政権の目的です。一応お飾りとして、移民だとか関税やらの問題を持ち出していますが、本当はどうでもよいというのが彼の本音でしょう。だから朝令暮改なのです。

【Q2】米国株の下落はどこまで続く?

質問
「NYに住んでいる若林さん目線の米国株に対する評価を教えて頂きたいです」

若林栄四さんの回答(要約)
・相場の「評価」は原則しない(ファンダメンタルズでの判断は無意味
・相場は“宇宙のルール”で動いている
・自身はその法則性(黄金分割ノールール)を研究し、予測に生かしている
・来年(2026年)の5~6月までは米国株は下落基調と見ている

■結論:
ファンダより「宇宙の理」。米国株は2026年半ばまで下げ基調

回答全文を見る

私は評価はしない原則です。評価するということは『ファンダメンタルズを見て評価すること』になりがちです。相場はファンダメンタルズでは動かないというのが私の信念です。相場は宇宙のルールで動くので、その宇宙のルールの研究に精力を費やしています。評価はしないが、これからどう動くというのは黄金分割ノールールで割り出すことができるように努力しています。その意味で来年5~6月までは米国株は下げだろうとみています。

【Q3】日経平均は35,000円まで下がるのか?

質問
「今月の予測ではおおよその8月、年末年始への下落予想でしたが、先月のセミナーでの日経予測の途中経過の見解は変更ありませんか?」

若林栄四さんの回答(要約)
・4月の安値(30,792円)からの戻りは、38,497円で終了したと見ている
・これからは基本的に年末~1月に向けて、35,000円を目指す動き
・35,000円は四半期足でも“安全圏”と見られる
・35,000円を割る水準があれば、むしろ買いのチャンス

■結論:
38,497円で戻りは終了。年末に向けて35,000円を目指す下げトレンド。

回答全文を見る

ご質問の趣旨がよくわかりませんが、4月の安値30,792円からの戻り局面は先日の38,497円で終了、基本的には12~1月に向けての35,000円狙いの相場とみています。35,000円は四半期足で見てセーフなので。35,000円以下があれば買いでしょう。

【Q4】下げ相場が終わる時期と、買いのタイミングは?

質問
「来年の5月6月までアメリカ株が下がるということは、そこが買い時で良いのでしょうか? また、再び上昇トレンドに戻るにはどれくらいの期間が必要ですか?」

若林栄四さんの回答(要約)
・来年(2026年)5~6月で相場が底を打つ可能性もあるが、まだ確定ではない
・最悪の場合、2028年前半まで下落トレンドが継続するシナリオもある
・あるいは2026年5月にダブルボトムを形成し、そこから再上昇の可能性も
・ただし、その後の戻り相場がどの程度まで進むかは現時点では読めていない

結論:
2026年が底になる可能性はあるが、2028年まで下げ続けるリスクも。

回答全文を見る

来年5~6月で相場が終わるかどうか。ひょっとすると2028年前半まで下げ相場が継続するか、あるいはそのタイミングに向けて2026年5月安値とのダブルボトムということもあり得ます。

その場合、2026年5月以降の、戻りがいつどこまでやるかというのが今のところ分かっていません。

2025/5/30 更新

まとめ

・トランプ政権の動機は「パーソナルな復讐」説
・米国株は2026年までの下落リスクに要注意
・日経平均は35,000円が「安全圏」。割れたら買い場
2026年〜2028年のタイミングに注目が集まる

若林さんの視点は、一般的なファンダメンタルズとは異なる「時間論」に基づいており、今後の相場を考える上でひとつのヒントになるはずです。

セミナーはトレトレのYouTubeチャンネルで視聴できます。ぜひ、チャンネル登録もよろしくお願いいたします。

動画の視聴はこちら

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