野村雅道の「ID為替分析」 nomura

ドル円の歴史が短すぎではないですか

2026/08/12

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160円が歴史的円安の呼び声が高いが、たかが40年の歴史は短すぎるし、ドル円は1ドル1円から360円までの歴史もある。鑑真や遣隋使、日宋貿易まで戻らなくてもいいが、せめて明治くらいからはおさらいして欲しい。

写真は明治33年3月31日の相場。ポンド、仏フラン、米ドルの順。100円=49ドル4分の1とある。次いで1ドル=2円3銭5毛とある。(外貨建てと自国建ての両方で提示)マルクなどもありますね。

4か月先物相場も掲示されており、ドルディスカウント円プレミアムだ。明治からずっと円と外貨の金利差がある。このころは貿易赤字なので明治4年の1円から2円の円安が続いている。太平洋戦争直前には原油不足で4円まで円安、その後敵国の米ドル相場の建値は禁止となる。開けてみれば1ドル360円。

①貿易新報の為替相場、②③当時の介入行である横浜正金銀行(世界三大為替銀行の1つ)

 

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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