野村雅道の「ID為替分析」 nomura

日銀の9月利上げ示唆で介入 米国、植田総裁発言を評価

2026/08/10

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2026年08月10日 21時05分

共同通信

 日米両政府が米東部時間7月31日に実施した異例の28年ぶりの円買い協調介入は、日銀の植田和男総裁が直前の7月31日の記者会見で、9月以降の早期に政策金利を引き上げると強く示唆したことが決め手となったことが10日分かった。植田氏は必要であれば「利上げペースを速める」と明言。米側はこれを評価し、円安阻止に向け足並みをそろえた。利上げの遅れが過度な円安を招き、さらなる物価高と長期金利の上昇が世界金融市場に波及することを米国が懸念していたためだ。

 複数の日本政府関係者が明らかにした。ある高官は「植田氏発言は米側に高く売れた。一方で、日銀は(次回9月17、18日の金融政策決定会合で)利上げの選択肢以外は取れなくなった」と語った。

 日米財務相が昨年9月、為替介入に関する共同声明を公表後、米国は日本政府に対し日銀に利上げを促すよう水面下で要請。ベセント米財務長官は日本の長期金利上昇につられて米金利も上がれば、米経済を冷やしかねないと危惧。トランプ米政権は今秋に中間選挙を控えており、神経をとがらせていた。

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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