ドル円154~155円が分岐点?若林栄四が解説する円高シナリオ【市場からの金言】
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ドル円は、この先も円安が続くのでしょうか。それとも、円高へ向かう転換点を迎えているのでしょうか。
2026年10月8日公開の「市場からの金言」では、若林栄四氏がロンドンからドル円と米国株の見通しを解説しました。
若林氏の見立ては、長期的な円安の流れはすでに転換し、今後は円高へ向かうというもの。その進展を見極めるうえで、月足の154~155円付近にあるラインを重視しています。
この記事では、動画の前半からドル円の注目点を整理します。分析は、動画内で収録日として言及されている2026年10月7日時点のものです。
▼市場からの金言 2026年10月号
円安の転換を見込む理由は、長期チャートの「価格と時間」
若林氏が円安の転換を見込む根拠は、目先のニュースだけではありません。四半期足という、3か月の値動きを1本にまとめたチャートを使い、長い期間の相場の流れを確認しています。
今回取り上げたのは、1995年のドル円79円75銭を起点とする分析です。若林氏は、物価の変化を考慮した円の実質的な価値という観点から、この時期を重要な起点として説明しました。
そこから約31年が経過した2026年夏の円安局面を、黄金分割による時間分析の節目と捉えています。加えて、価格の面でも162~163円付近とチャート上のラインの関係に注目し、円安のピークを形成したと分析しました。
価格がどこまで動いたかだけでなく、そこに到達するまでにどれだけの時間が経過したかも見る。
これが、今回の分析を理解するポイントです。
若林氏は、こうした価格と時間の重なりを根拠に、長期的な円高シナリオを示しています。

目先の注目点は、月足の154~155円付近
長期的に円高を見込んでいても、相場が一直線に下がるとは限りません。そこで若林氏が、円高の進展を判断するうえで重視しているのが、月足の「54度線」です。
これは、2021年1月のドル円102円58銭を起点として引いた、右肩上がりのラインです。若林氏の説明では、月末時点のラインの位置は次のように推移します。

| 月末の時点 | 54度線の位置 |
|---|---|
| 2026年8月末 | 152円75銭 |
| 2026年9月末 | 153円43銭 |
| 2026年10月末 | 154円11銭 |
※数値は動画内で若林氏が示した分析上のラインであり、各月末の実際のドル円レートではありません。
このラインは毎月68銭ずつ上昇するため、注目すべき水準も時間とともに変わります。
若林氏は、月足で154~155円付近のラインを下抜けると、本格的な円高が進む可能性があると説明しています。
単に「154円を一時的に割ったか」だけを見るのではなく、月足と、その時点のラインの位置を合わせて確認することが、分析の趣旨です。
11月に向けて、週足でも転換の節目に注目
週足の分析では、2025年4月22日の139円89銭を起点に、相場の時間的な節目を測っています。
若林氏が注目したのは、2026年11月8日前後の日柄と、154円52銭付近で複数のラインが交わる位置です。

「日柄」とは、過去の高値や安値からの経過時間を使って、相場が変化しやすい時期を考えるものです。ここで示された日付は、値動きが確定する日という意味ではありません。
若林氏は、ラインが交わる位置について、そこで相場が支えられるのか、それとも下に抜けるのかが分かれ目になると説明しました。そのうえで、11月に向けて円高が進み、154円台半ばを下抜ける展開を見込んでいます。
月足と週足は別の分析ですが、どちらも154円台付近が重要になるという点で重なっています。若林氏は、このように複数の時間軸の分析が同じ方向を示していることを重視しています。

140円と125円は、時間軸を分けて考える
動画では、円高が進んだ先の水準として、140円前後や125円付近も挙げられています。ただし、両者は同じ時間軸の目標ではありません。
| 注目する水準 | 若林氏の分析での位置づけ |
|---|---|
| 154~155円付近 | 月足で円高の進展を判断する重要なライン |
| 140円前後 | 重要なラインを下抜けた場合の、その先の注目水準 |
| 125円付近 | 長期チャートから見込む円高の目標 |
若林氏は、月足では140円前後にネックラインがあり、その先には130~135円付近も見えてくると説明しています。一方、四半期足を使った長期分析では、125円付近を目指す相場と捉え、2027年にその水準へ向かう見通しを示しました。
記事を読む際は、154~155円は判断の分岐点、140円や125円は円高が進んだ場合の見通しと分けて捉えると、分析の流れが分かりやすくなります。
いずれも若林氏の予測であり、到達が確定した価格ではありません。
チャートの詳しい解説と米国株の分析は動画で
今回のドル円分析では、長期的な方向を四半期足で確認し、月足と週足で円高が進む条件や時期を絞り込んでいます。
まず注目したいのは、月足の154~155円付近のラインです。今後の値動きがそのラインに対してどう推移するかが、若林氏の円高シナリオを追ううえでの重要なポイントになります。
動画では、実際のチャートを示しながら、ラインの位置や日柄の測り方を詳しく解説しています。記事で要点を押さえたうえで視聴すると、それぞれの水準を重視する理由を確認できます。
また、28分19秒からの後半では、NYダウ・NASDAQ・S&P500の天井形成の可能性を分析。米国株や長期金利の動きが、ドル円の見通しとどうつながるのかについても説明しています。
▶ 「市場からの金言」10月8日公開動画を見る
▶ ドル円の月足分析を見る〈13分37秒から〉
▶ 米国株の分析を見る〈28分19秒から〉
※本記事は、2026年10月8日公開動画の解説内容を編集部が整理したものです。相場見通しは収録時点における若林栄四氏の見解であり、将来の価格や値動きを保証するものではありません。
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