野村雅道の「ID為替分析」 nomura

日本が急激な円高になるとすればこれだろう

2026/06/09

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日本が貿易黒字になっても20世紀の「黒字日本」の役割は中国やアジア諸国が演じているので、貿易黒字による急激な円高にはならない。急激な円高(例えば1985-1987の3年で120円の円高)が起きるとすれば、それは資本の動きで、膨大な外貨資産をヘッジ売りしたり、リパトリする時だろう。ただそれは壮絶で、失われた30年を蘇らせるかもしれない。日本の破滅に繋がるかもしれない。ご希望のデフレにはなるだろうが。外貨資産を積み上げるのはコツコツだが、損切は何か投資家の意見が一致する大きな材料が出る時なので一斉損切り、一斉リパトリとなる。4月は円買い介入をしても投資家が乗ってこないので介入効果も薄れた。2024年の介入は急激な株安も呼び込んだので効果(悪)があった。

 韓国の以下のような報道があったので、日本のGPIFの事が気になり書いてみました。でもヘッジは難しい、両建てなので。さらに年金は保険料と言う買い玉がコンスタントには入ってくるので、売ったら買いのくり返しとなる

「ロイター] – 韓国の公的年金基金である国民年金公団(NPS)が8日に為替ヘッジを実施し、ウォン相場が17年ぶりの安値から反発する一因となったと、事情に詳しい2人の関係筋が明らかにした。
「ドル・ウォン相場が高水準にあったため、年金基金によるドル売りがあった」という。
NPSは業務時間外のため、コメント要請に今のところ応じていない。
ウォン相場は5日に2009年3月以来の安値となる1ドル=1561.5ウォンをつけた後、8日に2%近く反発し、1529.8ウォンとなった。

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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