野村雅道の「ID為替分析」 nomura

ドル円 究極の安定、出来高はピークの4分の1(120億ドルが30億ドルへ激減中)

2026/04/11

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かつては1日平均120億ドル(銀行間ブローカー市場)あったドル円取引は現在その4分の1程度30億ドル台に急減。

極端に言えば輸出入のカバーと毎月1,2度出るオルカンのカバーとドル売りヘッジする必要のなくなった機関投資家の少々の利食い・新規の取引くらいだろう。これはこれでドル円相場が安定しているので経済的にはいいことかもしれない。デイトレーダーという投機筋にとっては収益機会、収益幅の減少となってしまうが。

介入はよく激しいボラティリティーを鎮めるためと言われるがそうならばやる必要はまったくない。円高デメリット救済、円安メリット減殺という目的なら大臣の好みなので、結果はどうなろうと知ったことではない。1日200億ドル程度の介入をやればデイトレーダーは万歳三唱か(表は2000年の出来高推移位と最近の出来高、ドル円日足)。出来高30億ドル台は昭和後期、ただプラザ合意直後で年間40円ドル円下落が3年続いた。出来高とボラは関係がない。ボラを生まないのは実需と資本需給が拮抗しているからだろう。投機筋は出来高が少ないしまったく相場との関係はないが、あまり理解されていないようだ

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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