野村雅道の「ID為替分析」 nomura

①1ドル200円はデジャブか、ジャメブか、パトリか

2025/12/31

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 *今の為替行政を行う人やメディアは1ドル100円以下は体験しているが200円以上はないので160円でも新鮮で警戒するのだろう

   歴史的には1ドル0.25円から360円(輸出品目別では1ドル700円)もあったので160円は普通の水準と
  還暦を過ぎている人は思う

 *1ドル200円はデジャブか、ジャメブか、パトリか。

 ・デジャブ=déjà-vu=既視感は、実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象
 ・ジャメブ=jamais vu=見慣れたはずのものが未知のものに感じられることを未視感
 ・パトリpatrie=故郷

 1ドル200円時代は私にとっては「パトリpatrie故郷」であり「高度成長期で所得倍増時代」で懐かしい

 *2-3%のインフレは世界的にも歴史的にも活用するには丁度いいのでは。もちろん50年続いたガソリン暫定税、海外並みの高速無料化、コメの高関税など、日本の様々な慣習的なコスト問題を洗い出しての事である。

 *官民とも賃上げすれば価格は上昇するだろう。円安だけのせいではない。賃上げ・物価上昇か、賃下げ・物価下落か、デフレかインフレか。国民は何を選ぶ

(駅伝待つ江の島)

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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