野村雅道の「ID為替分析」 nomura

米ドルチェックポイント「通貨11位(11位)、株価(NYダウ)15位(15位)、1月FOMCは据え置きか、トランプ大統領は批判するだろう」

2025/12/15

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(今年のドルは弱い)

 今年のドルは弱い。12通貨中11位。米国の不確実性で資金が海外へ逃避しているのだろう。株価も最高値を更新しているとはいえ、今年は世界中の株が強い中ではやや見劣りする上昇率で
ダウは19市場中15位の13.9%高、ナスダックは11位の20.12%高。10年国債利回りは年初の4.57%から低下して4.19%。世界の多くの国の長期債利回りは上昇している。

(1月FOMCは据え置きか、トランプ大統領は批判するだろう)

 CMEの「FedWatch」によると、FRBが2026年1月に25ベーシスポイントの利下げを実施する確率は24.4%、金利据え置きの確率は75.69%となっている。
FRBは、政策金利を3会合連続で0.25%引き下げることを決めた。雇用悪化リスクへの対応を優先したが、トランプ政権の高関税政策による物価上昇リスクも依然くすぶる。6年ぶりに3票の反対も出た決定は、「ぎりぎり」(パウエル議長)の判断となった。

(トランプ大統領)

:金利は世界最低水準にあるべきだ。
:FRBは利下げを倍増させることができたはずだ
:GDP成長率は3%以上、あるいは4%以上を達成できるはずだ
:経済成長はインフレを意味するものではない。仮にインフレが起きても問題ない。インフレを抑える方法はある
:なぜ20%や25%のGDP成長が達成できないのか理解できない。

(今週は重要指標多い)

今週は 雇用統計 鉱工業生産 小売売上  消費者物価 経常収支 失業保険 GDP確定値 GDPコアPCE確定値  個人所得 ミシガン大学消費者態度指数・確報値などの発表がある

(これが続けばドル買い要因)

米9月貿易赤字10.9%減、予想外の縮小 20年6月以来の低水準

9月の貿易統計によると、モノ(財)とサービスを合わせた貿易赤字は前月比10.9%減の528億ドルと、2020年6月以来の低水準となった。輸出の伸びが輸入より大きかったことが赤字縮小につながった
関税の影響か。持続的に貿易赤字が減少すればドル買い要因となる。

(休戦せず)

 イスラエル、ウクライナ、タイ・カンボジアなど、なかなか休戦が実現しない。トランプ大統領が経済政策に集中できない要因となる

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プロフィール

のむら・まさみち
野村雅道

個人投資家・FX湘南投資グループ代表
中京大学講師。1979年、東京大学教養学部卒。在学中は国際経済を研究しつつ野球部主将としても活躍。
法政大のエースだった元巨人の江川投手から3打数3安打した試合では敬遠を含む3四球も奪う。当時30年ぶりの4位躍進に貢献。
1979年、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。NY支店に赴任後、伝説のディーラー・若林栄四氏の下で為替ディーラーとしてのスタートを切る。
1987年に米系銀行へ転出した後、欧州系銀行外国為替部市場部長などを経て現職
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