

年2回の恒例、アメジスト香港主催による大規模セミナーが、アークヒルズクラブにて開催されました。今回の目玉は仮想通貨。ビットコイン・クイーンの名波はるかさんによる、初心者でもわかる仮想通貨の話をはじめとして、敏腕税理士による仮想通貨の税務、そしてお馴染み、酒匂隆雄さんと川口一晃さんの掛け合いで、仮想通貨のチャート分析まで、幅広いテーマで行われました。こちらは、名波はるかさんの部のまとめです。

かつてグラビアアイドルとしてお仕事をしていた時、当時の事務所の社長から、「グラビアアイドルは3年で終わる。今のうちから他の仕事を探しておいた方がいいよ」と言われて、ワインの輸入会社を立ち上げました。
そのお仕事をしている時、いろいろな方から株式投資の話を聞いたのがきっかけで、株式投資を始めるようになりました。それが2005年1月のこと。元手は300万円だったのですが、タイミングが良かったこともあり、どんどん増えていきました。
もっと元手があったら儲かると思い、信用取引もするようになり、1年間で300万円を5000万円にまで増やしました。でも、2006年1月にライブドア事件が起こり、初めて本格的な下げ相場に直面しました。
どう対処すれば良いのか分からないまま、追証がかかり、5000万円が半分の半分、1200万円くらいまで目減りしました。そこからは、あまりのめり込まない程度で株式投資をしていたのですが、昨年6月以降はそれも止めて、今は仮想通貨取引が大半です。

皆さん、今年に入ってからの下げで、仮想通貨は終わったと思っていますか。
とんでもありません。私は、今の仮想通貨は新興国バブルの入口に差し掛かったくらいだと思っています。
昨年、ビットコインをはじめとする仮想通貨が、あれだけ大きく値上がりした背景のひとつは、もちろんブロックチェーンというプラットフォーム技術に対する期待感の現れでもありましたが、やはりビットフライヤーなどの仮想通貨取引所が次々に広告を打ち、多くの人が仮想通貨を知ったからでもあります。
ビットコインの価格推移を見てみましょう。最初はほとんど動いていませんが、2017年の夏以降、大きく上昇しました。それゆえに、昨年は仮想通貨元年と言われています。ビットコインが誕生したのは2009年で、本格的に値段が動き始めたのは昨年。まだまだこれからだと思います。
むしろ、昨年のバブル的な高値から大幅に調整している今が、仮想通貨取引を始める絶好のチャンスかも知れません。ちなみに日本人の仮想通貨保有率は、かつて3%だったのが、今は10%を超えており、世界一の仮想通貨保有国になっています。
では、これから仮想通貨取引に参加する人は、どういう点に注意しておけばよいのでしょうか。
私は、本当に簡単な基本書で良いので、仮想通貨の本を1冊購入して、それを読むことをお勧めします。知識ゼロで取り組むのは危険です。私も痛い失敗をしています。
失敗といえば、今年1月、コインチェック社へのハッキングで被害を受けた方もいらっしゃるでしょう。マウントゴックスに続く、日本国内では2つめのハッキングでしたが、ここで誤解しないでいただきたいのは、ハッキングされたのはあくまでも取引所であって、ブロックチェーンではないということです。
ブロックチェーンは金庫のようなもので、この中に仮想通貨が入っているのですが、基本的にブロックチェーンをハッキングするのは不可能な仕組みになっています。ただ、取引所が持っている秘密鍵というものがあって、これを使えば、ブロックチェーン内の仮想通貨を抜くことが出来ます。マウントゴックス事件にしても、コインチェック事件にしても、取引所がハッキングされ、この秘密鍵が盗まれたことによって、仮想通貨が引き出されてしまいました。
このように、取引所がハッキングされて秘密鍵が盗まれるリスクは、取引所がセキュリティレベルを引き上げることによって、それを最小限に抑える努力はしていますが、投資家も自己防衛する必要があります。ハードウォレットを購入し、そこに仮想通貨のデータを移しておけば、取引所がハッカーの攻撃を受けたとしても、自分の仮想通貨は守られます。
ちなみに、ビットコインが誕生してから9年が経過していますが、そのプラットフォームであるブロックチェーンそのものがハッキングされたことは、実は1度もありません。その信用のもとに、ビットコインなど仮想通貨の価値が維持されているのです。
最後に、仮想通貨のリスクをまとめておきましょう。
第1に、不正アクセスによる仮想通貨の流出。これは今、説明したところです。
第2が価格変動リスクで、これは昨年末の高値から、今年前半の暴落が示しているとおりです。
第3がフィッシング詐欺サイトの存在です。うっかりこの手のフィッシング詐欺サイトを踏んでしまうと、現金情報が抜かれてしまうので要注意です。
第4は秘密鍵、パスワードの紛失です。秘密鍵は非常に長い文字の羅列であり、失ったからといって簡単に変更はできません。これを失うと、自分のアカウントにいっさいアクセスできなくなるので、くれぐれも紛失には気を付けましょう。私はロックが掛かるUSBメモリーに入れて保管しています。
そして第5に、ICO詐欺に引っ掛からないようにすること。基本的にICOは、その9割が詐欺案件と思っていただいて良いかと思います。
今、仮想通貨は広告規制が掛かっていて、どの取引所も広告を出稿していません。でも、この分野には今後、SBIや楽天、ヤフー、メルカリなど、名の知れた企業が参入する予定です。いずれ、広告規制も解かれるでしょう。その時、再び世間の仮想通貨に対する関心が高まる可能性があります。それは、仮想通貨に投資するタイミングとして、大きなチャンスなのかも知れません。

セミナーの主催者であるアメジスト香港様のご協力により、第一部と第四部の動画をご提供いただきました。
第一部(講師:名波はるかさん)
第四部(講師:川口一晃氏×酒匂隆雄氏)
上記の動画視聴をご希望される方は、トレトレ会員(無料)へのご登録と、仮想通貨取引所「BXONE」の口座開設を行った後、下記の専用フォームよりお申込みください。
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名波はるか ななみ・はるか
元祖・着エロクイーンから株ドルに転身し300万円の資金を5000万円に増やす。現在はビットコインクィーン(商標登録済み)として、仮想通貨の講師など、仮想通貨の普及に従事している。著書に「名波はるかと学ぶ!ビットコイン投資入門」。
ブログ:ビットコインクィーン名波はるかのビットコインでEnjoyLife
