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第三回 若き国フィリピンで躍進を続けるS DIVISION
取材日:2021年9月4日
公開日:2021年10月01日

9月4日 2021年事業報告会

このwebマガジンで過去二回記事をあげてきた、フィリピンを中心にアジアでレンディング事業やBPO(※1)事業などを展開するS DIVISION HOLDINGS(エス・ディビジョン・ホールディングス)。2021年9月4日にヒルトン大阪、桜の間でS DIVISIONの社債の購入者を中心に約300名集め、2021年事業報告会が開催されました。

須見一会長のグループ全体の現状報告、将来の事業目標。そしてフィリピン現地役員、各事業の社長らが事業報告。日本での活動スタッフの紹介など、熱のこもった2時間となりました。報告会の終了後、別室でS DIVISION HOLDINGSの須見一会長と同顧問の酒匂隆雄氏に話を伺いました。

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※1

BPO - Business Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
自社業務の一部を外部の専門業者に委託すること。【代表的なもの:コールセンター】

コロナ禍だからこそ見えてきたもの

ーー

昨年(2020年)の春頃お二方にインタビューしました。あの頃は新型コロナウィルスの感染拡大もここまで長引き酷くなるとは想像が難しかったと思います。今振り返られていかがですか?

須見

最初はビジネスする上でヤバイと思いました。政府からは、レンディング事業について借主からの返済を保留しろという通達や、BPO事業では大きな部屋で多くの人材を使って作業していてクラスターが起こる可能性があるため、感染者が1人でも出れば社員全員の検査をしろという通達がありました。ウチなんて2千人以上の職員やパートがいるんですよ。その当時検査に1人1万5千円したので、1回で3千万円ほどの出費になるんですよ。これはたまったものじゃありません。

ただ、光明が見えたのは、フィリピン政府がこの処置はいついつまでだ、いつには解除すると、ハッキリ明言をするんです。これは日本とは違うところで、大統領の責任でコメントするものだから、例えそれが延期したとしてもこちらとしては予め対応できるんです。オリンピック開催が中々決められない、どこかの国とは大きな違いです。

もちろん、フィリピン全体でも影響はあったと思います。ですが、米国や日本ほど経済大国ではないので、それに比べれば傷は浅かったと思います。

私がもっとも残念だと思ったのは、現大統領のドゥテルテさんの貴重な2年間がコロナによって潰されたことですね。彼は鋭い国際感覚と強いリーダーシップ、そして先を見据えた経済政策を推し進める力があったので、この2年間その活動ができなかった事が、フィリピンにとってはマイナスだったと思います。

ーー

前回のインタビューで須見会長はコロナ禍でフィリピンにも渡航できず日本の家で閉じこもる時間が続くので、先の事をじっくり考えたいと仰っていましたが、この1年半の間、何を考えられましたか?

須見

実は今日まで、大忙しでした。キャッシュレス化、フィンテックの対応、そして仮想通貨など新しい分野の研究や分析、そして計画していたので、とてもゆっくり先の事を考えるというワケにはいかなかったのが事実です。それは日本に居て、コロナ禍だからこそ急激に進む金融の先進化を肌で感じられたことで、米国の影響が大きいフィリピンでも、こんな風に広がっていくんだという潮流と広がり方がよく見えてきました。

ですから、計画したいくつかはもう走り始めています。

新たなる挑戦

ーー

今日の報告会で前回まではお話しになかった、アニメに関する事業の展開がありましたね?どういう経緯でアニメに関する事業をはじめられたのですか?

須見

そうですね、初めはフィリピンに行き始めた頃、現地で雇った運転手が日本人の私に対して開口一番「ボルテス5が好きだ」と言ってきたんです。私は、そんなロボットアニメの事など知らなかったんですが、驚きましたね。他の若者でも話しを聞くとドラゴンボールやスラムダンクとか日本のアニメの名前が出てくるのです。

今更日本でアニメに関わるビジネスを展開したところで、成熟したマーケットでは太刀打ちできないでしょうが、こんなに日本のアニメが浸透しているフィリピンでやれば楽しい事になると感じましたね。そのあとマーケティング分析してみると、フィリピン人にとっては異文化に触れることがある種、われわれのリゾートに行くような感覚で楽しんでいる現状が分かったんです。役員会議では大揉めしましたが、まずアニメ関連グッズをフィリピンで販売する事からはじめました。

ーー

あと報告会ではリゾート地での不動産事業を推し進める「FURUSATO」も注目されていましたね。

須見

そうですね、フィリピンでは土地に価値はあるけど、まだ箱に価値がないんです。例えばフィリピンで1億の物件があったとします。確かに土地は便利で人気の場所なのかも知れませんが、しかし私の目から見ればその物件は1億に見えないのです。なぜなら、私は日本の1億の物件を見たことがあるからです。

では何が違うのか、それは建材が日本の方が数段優れているからなんです。シャワートイレや防音加工、防火加工、エアコンからカーテン一つにとっても、日本の製品が優れていて、それらを使えば1億が2億以上の価値になると思いました。それで、フィリピンの軽井沢みたいなところで、建物に価値のある不動産事業を展開したいと推し進めています。

報告会を終えて次のステップは?

ーー

初めての事業報告会という事でしたが、行ってみて感想はいかがですか?

須見

私にとっても初めての経験となりました。もちろん出資していただいている皆様にとっても、私どもの社員としても非常に有意義な事は分かっていました。ですが忙しかったり、海外と行き来していたりとなかなか機会がなかった。今回やってみてこれは私事なんですが、今までした事のない何かをやると、新たな気づきや視点が生まれるのです。今回も初めて皆様の前で話をさせてもらいましたが、自己確認にもなりましたし、少し新しい感覚を感じました。まだそれが何かは分かりませんが。

酒匂

私はS DIVISION HOLDINGSの顧問のお話をいただいた時に、これまでのすべての帳面を見せてくれと言いました。今回の報告会も結局それと同じで、今後国際的な企業となる上では国際基準に合わせてディスクローズしていく必要があるといつも会長には話しています。ですから非常に良い報告会になったと思います。終わって皆さん会場から出てくる時、お客さんも社員さんもニコニコしていたじゃないですか。あれが大事なのです。

ーー

最後に今後の展開、最終目標などありましたら教えて下さい。

須見

フィリピンは若い国なので、フィリピンを育てるという諸外国の投資資金を呼び込められると、2030年にはアジアでも有数の経済国家になるポテンシャルがあると見ています。それを実現するためには、現大統領のドゥテルテ氏が、次の政権でも関与することが私は良いのではと思っています。もちろん私どももその頃には1兆円を稼ぎ出す企業となっていたいと思います。

最終目標はまだ何なのかわかりません。これは抽象的になりますが、「ビジネスとは不便を無くすこと」が重要なキーだと思うんです。ですから、今はまだボヤッとしか見えてないのですが、それが何なのかを急がずじっくり見極めていく、そして実現できそうなら一歩一歩確実に進めていくというイメージで考えています。

ーー

ありがとうございました。

事業報告会の様子



酒匂隆雄プロフィール
酒匂 隆雄(さこう・たかお)
S DIVISION HOLDINGS 顧問
 

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、S DIVISION HOLDINGS顧問、酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

トレードトレードblog:
酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」

 
須見一氏プロフィール
須見 一(すみ・はじめ)
S DIVISION HOLDINGS 会長
 

2012年に会社設立後、日本とフィリピンで事業を行う。フィリピンの政財界や、現地の有力者とのコネクションを持ち、2021年現在フィリピンの貸金業で日系最大手まで会社を成長させる。

オフィシャルサイト:
S DIVISION HOLDINGS

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