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酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」 第193回
公開日:2019年6月18日

国内外の銀行で為替ディーラーとして活躍され、その華麗な取引手腕から「貴公子」と称された酒匂隆雄さん。為替ディーラーの第一人者の顔とは別に、レーシング、海外旅行、ワイン・グルメに温泉旅行と、様々な趣味をお持ちで、人生を楽しく過ごすことに関しても一流人です。

このコンテンツでは、楽しい話題や日々の生活、たまには為替マーケットについて語っていただきます。

グァム紀行

先週の金曜日から昨日の月曜日まで日頃お世話になっている方々の社員旅行にお招き頂き、南国のグァムに出掛けて来た。 グァムに行ったのは初めてである。

先週の遊楽・三昧でマニラ紀行をご紹介したが2週続けての紀行文である。

成田からグァムまでは約3時間半で沖縄に行くのとそんなに変わらない。時差は1時間で日本時間の午前9時はグァムでは午前10時である。
20時間の時差のあるハワイと違って気楽に行けると言うことで日本人に大人気で、往復の飛行機共に満席であった。

今回は社員旅行とあって社員の皆さん、来た初日から最後の日までまあ兎に角飲んで食べて騒いで遊んで大変な盛り上がりであった。

初日はグァムの夕焼けを見ながらのバーベキュー。
見たことの無い様な大きな伊勢海老やら牡蠣が出てきてびっくりした。

バーベキューの後はVIP席でマジック鑑賞。
テレビで見るのとは迫力が違う。

二日目はかつて日本軍が第二次世界大戦で戦った激戦地の跡を見学して回ったが、戦死された方々に対して本当に頭が下がる思いがした。

そして二日目の夜はシーフード・レストランでまたまた大騒ぎ。
筆者の大好きなニュージーランド産のCloudy Bayのソービニヨン・ブランを"もう在庫が有りません。"と言われるまで飲み尽くした。

三日目は各自好きな催しに参加すると言うことで、ゴルフ組、スキューバ・ダイビング組、スカイ・ダイビング組、セスナ飛行機操縦体験組とばらばらに別れた。 筆者は高所恐怖症なので100万円貰ってもスカイ・ダイビングなんぞはしたくない。

セスナ飛行機操縦体験は大変面白かったらしい。 今度チャンスが有ったらやってみよう。

筆者はゴルフ組に参加したが、暑い!

あんなに沢山ミネラルウオーターを飲んだことは無いほど水分補給したがそれでも途中で頭がくらくらして慌てて首の周りを冷やしたらようやく収まった。

グァムでは結構有名なゴルフ場でプレーしたのだがフェアウェイの芝が熱でやられていてライが悪く、結構難しかった。

ホテルからゴルフ場に行くのに、ゴルフ場がアレンジしてくれたバスに乗ったのだが、乗る前にひと悶着が起きた。

朝早かったので朝食を取る時間が無く、アイス・ティーとサンドウィッチを用意して貰ってそれを持ち込もうとしたらマッチョで体のでかい濃いサングラスをした運転手が"飲み物を捨てろ。"と居丈高に言う。

"何故だ?"と訊くと、"バスの中でこぼすと困るからだ。"と言う。
そこで何時ものプッツン。
ちょっとお下品な言葉を交えて"馬鹿なこと言うな!餓鬼じゃねえんだからこぼしゃしねーよ。"と啖呵を切ってバスの車内に持ち込んで、"この野郎、嫌な奴だな!"とわざと聞こえるように大声で言ってやった。

一緒に行った仲間は知らん顔をして"この人、私には関係有りません。"と言うような顔をしている。
まあ、仕方ないか...

バスの席に着いて用意して貰ったサンドウィッチを食べだしたらこの運転手がチラチラとルーム・ミラーを見ていることに気付いた。"何だ、この野郎未だ文句を付けたいのか?"と思っていたら次のピックアップ先のホテルに着いたらつかつかと筆者の所に来て、"バスの中で物を食べるのは禁止だ。止めろ。"と言う。
また来たか?

再び"何故だ?"と訊くと"バスの中が汚れるからだ。"としゃあしゃあと言う。

"何だと?"と筆者が食って掛かる頃はバスの中がシーンとなって、どうなることかと思ったら何とこの運転手急にニコニコ顔になって"今日は特別にバスの中で飲食してもいいよ。"と言うではないか。 それまでのシーンとしたバスの車内が一気に和やかになり、皆ほっとしたようだった。

この運転手、バスを降りる時には"ゴルフ、エンジョイしてね。"と物凄く人懐こいではないか?
一緒に居た仲間が"もう、どうなるかと思いましたよ。喧嘩でも始めるのかと思いました。"と動揺を隠さない。
"俺、何か悪いことした?何か悪いこと言った?俺、絶対正しいことをしたと思ってるんだけど。"と言ったら、"まあ、そりゃあそうなんですけどー。"と歯切れが悪い。

"そういやあ、俺がわーわー言ってる時、皆知らん顔をしてたよな。"と言ったらバツの悪そうな顔をしていた。

三日目の夜の食事は熟成肉を食べさせてくれると言うレストラン。
実は筆者はお肉は苦手で余り食べたくはない。
ところが此処のお肉、滅茶苦茶美味しかった。
お肉がジューシーで味深い。

ワインは白から始めて此処でもCloudy Bay.を5本飲んだら、売り切れ。
ステーキだから"もう白ワインはいいや。次は赤ワインだ。"と叫んでカリフォルニアの馴染みのSilver Oakのメルローを頼んだらこれが滅茶苦茶美味しいお肉に合う。

食べた、食べた。
飲んだ、飲んだ。

最終日の4日目の朝は自由行動。

皆それぞれプールに行ったりしてまったり過ごしたらしいが、生憎筆者は月曜日にやらなくてはならない仕事が有り、部屋に籠ってお仕事。

そして12時に集合が掛かり最後の食事は豪華なタイ料理。

此処でもCloudy Bayから始めたのだが2本で在庫が終わり。

仕方なくカリフォルニアのソービニヨン・ブランにしたが、こちらは流石にアメリカ産とあって5本飲んでも"もう在庫が有りません。"とは言われなかった。

3泊4日の楽しい旅行であったが、まあ皆飲んだ、飲んだ!

普段は真面目な顔をして一生懸命仕事をしている社員諸君が結構羽目を外して飲んだくれているのが素敵だった。

また来週からも宜しくお願いします!

あ、此処まで書き終えて面白い経験をしたことを書くのを忘れていた事を思い出した。

三日目の晩のステーキの後、日本では経験の出来ない射撃をしようと言うことになった。

選んだのはフル・コースのリボルバー、自動拳銃などのハンド・ガン、自動小銃、散弾銃を試し撃ちをするコース。
皆迫力が有ったがハンド・ガンだって馬鹿にするなかれ。リボルバーは自分で撃鉄を起こさなくてはならず、これが結構力が要る。 非力の筆者は撃鉄を起こす時に親指が内出血してしまった。

筆者はガンマンにはなれないな......



酒匂隆雄氏プロフィール

酒匂隆雄 さこう・たかお

酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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