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酒匂隆雄が語る「畢生の遊楽三昧」 第189回
公開日:2019年5月21日

国内外の銀行で為替ディーラーとして活躍され、その華麗な取引手腕から「貴公子」と称された酒匂隆雄さん。為替ディーラーの第一人者の顔とは別に、レーシング、海外旅行、ワイン・グルメに温泉旅行と、様々な趣味をお持ちで、人生を楽しく過ごすことに関しても一流人です。

このコンテンツでは、楽しい話題や日々の生活、たまには為替マーケットについて語っていただきます。

時差ぼけ

アメリカ、ジョージア州オーガスタでのオーガスタ・ナショナル・クラブと、フロリダ州ヴェロ・ビーチでのクゥェイル・ヴァレー・ゴルフ・クラブでの合計4ラウンドのゴルフを終えて帰国してから丁度1週間となる。

5月6日(月)午前10時50分発のJAL010便で成田を発ち、同日の午前8時50分にシカゴに着いた。(出発時間よりも早い時間に到着するのは変な気分である。) 日本時間とシカゴ時間とは時差が14時間あるから丁度12時間の飛行だった。

シカゴで入国審査を受けて約3時間ラウンジで待ち、American Airlines.に乗り換えて5月6日(火)12時発のAA2080便でシカゴを発ち、午後3時35分にノースカロライナ州シャーロットに着いた後、約2時間弱のトランジットでAA5347便に乗り換えジョージア州オーガスタに午後5時25分に着いた。

オーガスタとはニューヨークやフロリダと一緒で日本とは13時間の時差があるから飛行、そして2回のトランジットの時間を含めて合計約21時間半の長旅だった。

年寄りにはこたえる長旅だが、なーに飛行機の中ではワインを飲みながら映画(またボミアン・ラプソディーを見ちまった!)を観たり、本を読んでいたりしていれば10数時間の飛行(成田~シカゴ)なんてあっという間である。

海外に行くと時差ぼけに悩むという人が多いが、筆者は殆ど平気である。 コツはなるべく早く現地の時間に身体を慣らすこと。 飛行機に乗ると直ぐに現地時間に調整する。

今回も飛行機に乗り込んだのは日本時間月曜日午前10時半。 これはシカゴ時間では午後8時半だから直ぐに時計をこの時間にセットする。 飛行機の外は明るいけれど普段の夜飲む様に、シャンパン、ソービニヨン・ブラン、そしてピノ・ノアールを結構沢山飲む。

よく"飛行機の中は酔い易いからアルコールは控える様に。"と言っているが、筆者は過去40年以上"飛行機の中で人様の何倍"も飲んでいるけれど別にどうってことはない。 アルコール摂取量が多ければ酔うのは当然で、別に地上だろうが機上だろうが関係ないと思う。

話は逸れるが何時ぞやシンガポールで"ドリアンを食べた後にアルコールを飲んだら病気に成る。"とシンガポールの友人に言われて"科学的根拠なんかないだろ。俺は何十年もドリアン食べてワイン飲んだりブランデー飲んでるけど全く平気だよ。"と言ったら全然信じないので"よし俺が病気になるか元気でいるか、10ドル賭けよう!"と無理矢理賭けてドリアンを食べた後に飲酒し、勿論翌日へっちゃらだからその10ドルは頂いた。

飛行機の中では(いや中でも)よく飲むが、食事は殆ど食べない。
メニューを見ると豪華絢爛な食事の様だが、筆者は余り得意ではない。
コースは遠慮して結構美味しいレトルトのJALカレーを食べて、食事に付いて来るデザートは遠慮してハーゲンダーツのアイスクリームが有れば充分。

大好きな機内ビデオの"Just for laugh gags."=(カナダのお笑い番組で、日本のドッキリカメラの様な物)とボヘミアン・ラプソディーを見ていれば何だかんだでもうシカゴ時間で午前1時。(日本時間の午後3時。)

午前1時だからもう寝る。

ワインを飲んでいるので結構よく眠れて着陸前の午前7時(日本時間午後9時)に起きる。 もうこれで取り敢えずアメリカ時間に身体は合わせた。

シカゴ-シャーロット-オーガスタを移動中は日本時間の真夜中であるが勿論一睡もしない。

夕方オーガスタに着いて軽くハンバーガーを食べ、赤ワインを2杯飲んで現地時間午後8時(日本時間火曜日午前10時)には寝る。 夜中に何回か目が覚めるが起きようとしてはいけない。

ベッドの中でメールを見ると神経が緊張して眠れなくなるからひたすら眼を瞑っていると何時の間にか再び寝ている。 朝は身体が起きようとしているから目覚まし時計は不要で、大体起きようと思っている1時間くらい前には眼が覚める。

ゴルフをやると太陽を浴びるので身体の中で睡眠を助けるメラトニンが組成され、夜はワインの助けも借りて直ぐにバタン・キュー。

結局滞米中は時差ぼけには一切悩まされず、帰りの機中でも同じ事をやった。

シカゴ発は12日(日)午後12時40分(日本時間13日(月)午前4時40分)で、何も食べないでワインだけ飲んで直ぐに寝る。 滅茶苦茶疲れているのでそのまま寝てしまい、起きたのは着陸2時間前の日本時間午後1時過ぎ。

帰りは映画も見なかった。

結局丸1週間で合計35時間くらい飛行機に乗ったり降りたりして、他はゴルフだけやっていたが不思議に元気である。

滞米中は好きではない肉に辟易としたが朝飯に出て来るベーコンは滅茶苦茶美味いし、昼に食べるホット・ドッグはこれも美味い。

しかし何と言っても日本人には軽いつまみと日本酒の後のうどんですな。
成田に着陸した途端に"飯は要らない。明太子と日本酒の後、うどんを食べる。"とだけカミさんにラインしておいたら帰ったらちゃんとそれが出て来た。

滞米中はへそまでしかお湯の張れない風呂にうんざりしていたから我が家の肩まで浸かる風呂は嬉しい!
これで旅の疲れは吹っ飛ぶ。

日本との時差の大きい海外の国に行く人へのTips.=(アドバイス)
⁻なるべく早く現地時間に身体を慣らせる。
⁻飛行機の中で酒を飲んでも構わない。
⁻現地に着いたら外を歩き回って太陽を浴びて、体内にメラトニンを組成する。
⁻日中眠くても寝ない。(でないと夜眠れません。)

はい、これで時差ぼけに悩むことは有りません。
次回は是非ともこの方法をお試し下さい。



酒匂隆雄氏プロフィール

酒匂隆雄 さこう・たかお

酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。

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