
国内外の銀行で為替ディーラーとして活躍され、その華麗な取引手腕から「貴公子」と称された酒匂隆雄さん。為替ディーラーの第一人者の顔とは別に、レーシング、海外旅行、ワイン・グルメに温泉旅行と、様々な趣味をお持ちで、人生を楽しく過ごすことに関しても一流人です。
このコンテンツでは、楽しい話題や日々の生活、たまには為替マーケットについて語っていただきます。
前回の遊楽・三昧でオーガスタ・ゴルフ三昧(実はオーガスタは5月7日と8日の二日間、その後フロリダに移って5月10日と11日にプレーし、5月12日にアメリカを発つ。)から帰国後の5月14日に次回の遊楽・三昧を書く積りですと述べたが、ゴールデン・ウィーク中暇で色々オーガスタの事を調べたら面白い記事が幾つか有ったので、明日の出発を前にして今日5月5日にこの遊楽・三昧を書いている。
年金生活者の筆者は、たかが(?)ゴルフごときに往復140万円の大金を払ってビジネス・クラスに乗る積りは無く、アップグレード出来るエコノミー・クラスのチケット(往復28万円)を買ってビジネス・クラスに乗るのが常なのだが今回は焦った。
昨年は往復ともに出発二日前の午前4時にメールが来て"お席が取れました。"と知らせてくれたが今回は二日前の金曜日になっても何の連絡も無い。
何だ、結局Five Stars.会員(通算100万マイル以上搭乗している会員)への忖度は無いんだとがっかりしていたが、それは仕方ない。
今回は行きが成田-シカゴ-シャーロット-オーガスタの合計20時間の長旅で、"この歳になってエコノミー・クラスは辛いなあ。"と思っていたのだが五分の一の飛行機賃は魅力的である。
もうすっかり諦めていたのだが、来ましたよ今朝(5月5日日曜日)の午前7時に!
嬉しかったな....
大バーゲンだ!
昨年子供達の家族旅行の為に20万マイルくらい使ったけど未だたっぷり残っている。
後は帰りのJAL009便のアップグレードが出来るかどうかだが、まあ行きが取れたからいいや。
さてオーガスタでのプレーは一般人には凄く難しいとは理解していたがネットで色々調べたら実際、その難しさは並大抵ではないらしい。
曰く。
-オーガスタのコースを見た日本人は数万人を超えるかも知れないが、実際にプレーした人は栄えある招待を受けたプロ(マスターズに参加する。)を含め、100人も満たないのではないか?
-あのジャック・ニクラウスがふらっと来て"プレーさせて欲しい。"と頼んだら見事に断られた。
などなど。
ネットで"オーガスタ"を調べると色々な逸話が出てきます。
前回、目標はダブル・ボギーの108と大見えを切ったが、どうやらそれは大それた望みらしい。
トリプル・ボギーの126(7打×18ホール)くらいを覚悟しておいた方が良さそうだ。
まあもうゴルフは基本的には止めた者にとってはスコアは重要ではない。(ちょっと負け惜しみ...)
日本人にとっては"オーガスタでプレーすることは勲章を貰うよりも難しい。"らしいので、まあ一生に一度のイベントで、冥途の土産だ。
さあ、明日オーガスタに出発します。
この記事がアップされる日本時間7日火曜日の午後は未だ飛行機の中で、日本時間8日水曜日午前3時頃(オーガスタ時間7日火曜日午後2時頃。)憧れのオーガスタでティー・オフします。
Wish me a good luck !=(幸運を祈って下さい。)

酒匂隆雄 さこう・たかお
酒匂・エフエックス・アドバイザリー 代表
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で為替ディーラーとして外国為替業務に従事。
その後1992年に、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。
さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長と歴任。
現在は、酒匂・エフエックス・アドバイザリーの代表、日本フォレックスクラブの名誉会員。
