先週号で“有事の際の円買い。”が通用しなくなり、ゲーム・チェンジが起きて円安が進んでいると述べたが、その勢いは止まらず先週ついに130円の大台をも突破して高値131.25を示現した。3月からの日足チャートを見るとこの2ヶ月間に何日かは陰線(終値が始値を下回る。)が見られるが、じわじわと114円台から130円台まで値を上げていることが分かる。
最近の記事
2022年5月02日
先週号で“有事の際の円買い。”が通用しなくなり、ゲーム・チェンジが起きて円安が進んでいると述べたが、その勢いは止まらず先週ついに130円の大台をも突破して高値131.25を示現した。3月からの日足チャートを見るとこの2ヶ月間に何日かは陰線(終値が始値を下回る。)が見られるが、じわじわと114円台から130円台まで値を上げていることが分かる。
2022年4月01日
ドル・円相場が大変なことになっている。ファンダメンタルズ(日米金利差や景況感の違い)に則ったドル高&円安の動きと地政学的リスクの増大によるリスク・オフによる円買いから来るドル安&円高の動きが拮抗して年初から115円を挟んでのレンジ相場が続いていたが、3月11日にレンジの高値であった116.50を上切ると3月28日に高値125.08を付けるまで2日間を除いてあれよあれよと言う間に16日間上昇した。
2022年3月01日
ついにロシアがウクライナに侵攻した。中国・習近平国家主席とロシア・プーチン大統領との間に"北京オリンピックが終わるまではウクライナへの武力侵攻はしない。"との密約があるとの憶測があったが、まさかの武力侵攻である。
2022年2月01日
先月、日米中央銀行が金融政策を決定する日銀政策決定会合とFOMC.(米連邦公開市場委員会)が開催された。市場の大方の予想に近かったとは言え、思ったよりもタカ派的な内容であったと言えようか。詳しく説明していこう。
2022年1月04日
皆様、明けましておめでとう御座います。本年も宜しくお願い致します。新型コロナ・ウィルスとFRBによる金融政策変更のタイミングへの思惑に翻弄された2021年が終わり、新たな年を迎えた。
2021年12月01日
11月は米国経済の堅調さを表すとも言える諸々の経済データ(10月の雇用データ、小売売上高など)や、31年ぶりとなる高い消費者物価指数の発表を受けて10月からの流れを受けた堅調な株価、長期金利の上昇、そしてドルが買われると言う典型的なリスク・オン(投資家が好んでリスクを取って新たな投資に走る。)相場となっていた金融市場であるが、11月26日(金)、世界の金融市場に震撼が走った。
2021年11月01日
円安が進んでいる。ドル・円相場は109円~111円のレンジを凡そ半年間続けた後、10月に入ってレンジの上サイドの111円を切った後は急激に上昇のピッチを速めて4年ぶりのドル高水準である114.69を示現した。今月のランドスケープはこの円の全面安について取り上げていきます。