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深セン特集・ショッピングモール「深業上城(アッパーヒルズ)」
公開日:2019年07月18日

みなさん、こんにちは。楢橋里彩です。
今回は久々に深セン(シンセン)特集!福田区に昨年できたばかりの都市型複合商業施設「深業上城(アッパーヒルズ)」をクローズアップします。香港に滞在中にも気軽にいける深センエリア。日帰りで本格的な中華を食べに、ショッピングを楽しみにいってみてはいかがでしょうか。

※1人民元=約16円計算

香港中心街から約1時間で気軽に行ける深センエリア

香港から深センに行くには、主に電車とバス、フェリーがあります。今回目指すのはMTR東鉄線の終着駅「落馬洲(Lok Ma Chau)」。ちなみに終着駅はほかにも羅湖(Lo Wu)駅があります。

香港~深センを行き来するためには、7か所ある口岸(イミグレーション)のいずれかを通過しないといけません。そのためパスポート(香港在住者は香港IDも)は必須になります。合わせて外国人出境・入境カードへの記入が必要になります。尚、日本人の場合、15日以内の中国本土滞在はビザが免除されます。

香港から深センに行くときに利用する主なイミグレーションは、
羅湖区の「羅湖」
福田区の「皇崗」「落馬洲(福田)」
南山区の「深セン湾」「蛇口港」
があります。

深センのどこの場所に行くかで利用するイミグレーションも変わってきますので、出発前に必ず確認しておきましょう。香港中心街からの移動は片道およそ1時間。 イミグレーションは週末や祝日前後などは特に大混雑しますので、お出かけの場合は早めに移動されることをおススメします。

落馬洲駅はイミグレーション直結の駅なので、手続きを終えたら地下鉄を利用することができますが、今回の目的地「深業上城(アッパーヒルズ)」は、地下鉄4号線莲花北駅から徒歩20分かかり(現在ショッピングモール直通の駅が工事中。来春開通予定)、やや遠いので福田駅からタクシーに乗ったほうが便利かもしれません。

公共の乗り物はほぼ電動車


タクシー乗り場は駅の目の前にはありませんが、いたるところに「的士(タクシー)」乗り場を示す看板が出ているので、乗り場は分かります。

車の往来が激しい割には、それほど騒音を感じない深センの街。それもそのはず、公共の乗り物も電動化は進んでいるからです。電動化は中国の重要プロジェクトの一つ。ハイブリッドや電動車の利用に助成金が出ています。自動車メーカーBYDの本社がある深センは、公共バス、タクシーなどの本格的な電動化が2010年から始まっており、2017年には公共バスは全てが電動化、タクシーもそれに続いており、現在ほとんどのタクシーが電動化しています。


車内は清潔で、クーラーなどで冷え込んでいるものは少なく快適。乗車するとすぐに運転手がシートベルトを着用するように促します。こういうところは香港よりしっかりしているかもしれません。初乗りは10元(160円)。道路が混雑していなければ15分ほどで到着します。

高級スーパーからリーズナブルなフードコートまで!ショッピングモール深業上城(アッパーヒルズ)


「深業上城(アッパーヒルズ)」は昨年オープン。深セン最大級の不動産会社である深業グループの関連会社・深業置地が200億元(日本円で3142億円)を投じて造った商業施設、オフィス、住居、ホテルが一体となった大型複合施設です。週末になると若者たちで賑わう新たな人気スポットになっています。

隣には良品計画のブランドを冠して世界で初めてオープンしたホテル「MUJI HOTEL SHENZHEN」も併設。施設内はハイブランドからカジュアルブランドまで幅広く取り扱うショップはおよそ70店舗。中華、西洋、和食などを中心にしたレストランはおよそ60店舗入っています。

深業上城(アッパーヒルズ)公式サイト
周辺の地図はこちら

中国国内で成長を遂げている高級スーパー「Ole'(オレ)」


深業上城内に入っている高級スーパー「Ole'(オレ)」。中国最大規模の小売りチェーングループ「華潤万家」が運営し、北京、上海、広州、杭州、深セン、大連など、全国におよそ35店舗あるスーパーです。深センには8店舗展開。店内は落ち着いた色合いの空間で、カテゴリー別に分かりやすくまとまっています。輸入食品も多く、野菜や果物が豊富で、オーガニック食品も取り扱っています。


日本の食材や調味料も、日本酒もこちらで購入することができます。たとえば、納豆(23元=368円)、めんつゆ(39.6元=634円)。獺祭(720ml)は1,238元(1万9808円)。割高ですが、値段は香港とあまり変わらないという印象です。


個人的に目に留まったのは、香港には売っていないであろう、中国本土ならではのビール。ジャスミンティフレーバーのビールは17.5元(280円)、キンモクセイ風味のビール(18.5元=296円)はラベルも可愛らしく、ちょっとしたお土産にもなりそう。


ほかにも香港でも手に入るものですが、店内で見かけたのでご紹介。「魚の皮を揚げたもの」(10.5元=168円)はほどよい塩味なので、おつまみにも最適。個人的には火鍋の中にいれるなどで重宝しており、こちらもお土産におススメです。

ミシュラン星店からカジュアルカフェまで、日本食フードコート「上横丁(YOKOCHO)」


今年6月には3階に日本食フードコート「上横丁(YOKOCHO)」がオープンしました。シンガポールを拠点にレストラン運営などを手掛けるPJビジョナリーと、香港上場のNRJ China Yokocho Co.Ltd の提携で、三菱地所が外部コンサルタントとして飲食店を誘致したもの。構想期間は3年以上に及びました。

上横丁(YOKOCHO)には、「プレミアム・ハイエンド・ゾーン」「ミッドレンジ・レストラン」「カジュアル・カフェ・ティハウス」と大きく3つに分けてレストランを配置しています。

「プレミアム・ハイエンド・ゾーン」には、ミシュラン星を獲得している焼き鳥「バードランド」やイタリアン「Rostorante Sala Amabile(サーラ アマービレ)」などがフードコートスタイルで提供。また月桂冠がサポートする日本酒バーでは全国から選りすぐりの300種類の銘柄を取り扱います。進出した16店舗のうち13店舗は海外初進出とのこと。週末は特に混むとのことですが、オシャレなエリアとして、今注目スポットの一つになっています。

所在地:S307, L3, Upper Hills, Futian, Shenzhen

本格的な中華をリーズナブルで食べられるフードコート「食代館(フードオペラ)」


地下に入っている「食代館(フードオペラ)」は清潔なフードコート。ここでは様々な地域の中華料理のほか、インド料理、シンガポール料理、オーガニック料理など、あらゆるジャンルの店舗が15近く入っています。鍋料理なども手軽に食べられ、火鍋メニューでは、このように多くの具材から食べたい材料を選ぶことができる店舗も。何を食べようか迷うほどですが、今回私がオーダーしたのはスパイシーな料理をメインとする「魷魚香鍋單人餐(イカのピリ辛汁なし鍋1人セット(28元=448円)」


これがピリ辛レベルではなく本格的な辛さ。辛子、山椒、花椒がたっぷり入っている場合が多いので、辛さが苦手な人は「微辣(ウェイラー)」と一言伝えるといいでしょう。 ここではセットで飲み物がつくことはなく、あくまでも食事のみのオーダーです。

フードコート内には、徐々に流行りはじめているという「ジュースバー」が入っており、フレッシュジュースなど、ソフトドリンクはここで購入できます。 中国では英語が通じない場合も多いので、指差しでも注文出来ます。


支払う際に注意したいのは「現金使用不可」の店舗が多いこと。WeChat Payでの支払いが当然のようになっている中国では、フードコートだけでなく、小さな露店でもアプリ支払いが主流になっているので気をつけてください。

施設名 食代館(フードオペラ)
所在地 L139, L1, Upper Hills, Futian, Shenzhen
営業時間 11:00~21:00
支払い方法 WeChat Pay

フォトジェニック!可愛い火鍋が大人気「隴熙火鍋」


広州省で2015年にオープンした四川火鍋専門店「隴熙火鍋」。現在5店舗展開しています。

ここで人気なのは、バービー人形に盛り付けられた霜降り牛肉や、写真のようなテディベアを辛いスープの中にいれてグツグツ煮込む火鍋。テディベアは、アボカドとバターとたっぷりの香辛料で作られているもので、スープのなかで溶けたときが食べ頃とのこと。フォトジェニックなこの鍋は女性を中心に人気なんだそう。


今回オーダーしたのは、可愛らしい熊がちょこんと鍋に入っている「大骨鴛鴦鍋(豚骨太極鍋)/薄辛味・テディベア/68元=1088円」。辛さは選べるので、ここでは薄辛味にしたのですが、それでもやっぱりじわじわとピリッときます。これが、病みつきになる辛さ。


ほかにオーダーした「重慶担々麺(18元=288円)」も花椒・山椒がたっぷり入っていて、本格的な辛さを求めている人はおススメです。

さらに嬉しいのは、ランチとディナーの間の休憩時間がないので、中途半端な時間に行っても食べられること。中国ならではの火鍋メニュー、ガチョウの腸、アヒルの血、カエルなども食べることができ、四川省の本場の火鍋を味わうことができます。

施設名 隴熙火鍋
所在地 T3091, L3, Upper Hills, Futian, Shenzhen
電話番号 +86-755-82777689
営業時間 10:00~24:00
支払い方法 現金、VISA、Master、We ChatPay

深セン初登場!香港のクラフトビールを楽しめる「灌館(Goon Goon by Young Master)」


屋外3階にある「灌館(Goon Goon)」は、香港のクラフトビール『 Young Master Brewery (ヤングマスターブルワリー) 』 が運営しているクラフトビール専門店。Young Master Breweryは2013年12月に香港で設立された企業で、クラフトビールのコンテストでの数々の受賞するなど、香港のクラフトビール業界の草分け的な存在です。


中国への進出は今回が初めてとのこと。ここでは現在19種類の世界のクラフトビールはS・M・Lサイズから選ぶことができ、値段は28元~60元(448〜960円)。今回オーダーしたのは「Cha Chaan Teng Gos(塩ライムをベースにした酸味の強いビール)」と、「Another One(コクのあるフルーティなビール)」のSサイズ。ともに28元(448円)特にCha Chaan Teng Goseは、飲んだことのない味わいでした。酸味の強いのがお好きな方にはおススメです。

スタッフによりますと、一番人気は「Calssic Pale Ale」だそうです。ビールとともに、フィッシュアンドチップス(88元=1400円)、照焼チキン(45元=720円)、チーズビーフバーガー(88元=1400円)などお食事も豊富に提供。ランチセットは38元(600円)~。夜遅くまで営業しています。

施設名 灌館(Goon Goon by Young Master)
所在地 T3055, L3, Upper Hills, Futian, Shenzhen
電話番号 +86-755-83252703
営業時間 11:00~23:00(金土は24時まで)
備考 公式サイト

オーダーから1時間!超人気のカフェ「喜茶(Hey Tea)」


深センを中心に、中国国内で人気沸騰中のお茶専門店「喜茶(Hey Tea)」。取材にいったのが平日の午後でしたが、多くの人が待っている状態。オーダーしようとしたらなんと「1時間待ち」と言われてしまい、今回はあえなく断念...。ここの名物は「芝芝茗茶(クリームチーズティ)」(19元=300円)~。メニューは豊富で一口にクリームチーズティといっても、お茶専門店ということもあり様々な茶葉を使用。微妙に異なる茶葉を楽しむことができます。

待っている人に聞いてみると、「一度飲むとその美味しさの虜になり他が飲めなくなる」と言うほど美味しいそうです。この商品は長年にかけて研究された同店オリジナルのお茶とのことで、お茶と相性の良いニュージーランド産のチーズを使用しています。ほかにも桃や、ぶどう、スイカなど旬の果物の果肉をたっぷり使った「フルーツチーズティ(25元=400円)~」も人気なんだとか。行かれる方はしっかりと時間に余裕をもっておでかけくださいね。

施設名 喜茶(Hey Tea)
所在地 T3078, L3, Upper Hills, Futian, Shenzhen
電話番号 +86-755-26407265
営業時間 10:00~22:00
支払い方法 現金、WeChatPay
備考 公式サイト

想像以上に広々としており、ゆっくり買い物やお食事をして過ごすのに最適な場所だと実感しました。地下鉄でも行けますが福田口岸から行く場合は、タクシーに乗ったほうがベター。

周辺は高級マンションが立ち並んでおり、来年6月には地下鉄10号線が開通予定。ショッピングモール地下と直結します。さらに来秋には「マンダリンオリエンタルホテル」の開業が控えているなど、今注目のエリアとなっています。次回は「秋のイベント特集」!食欲の秋、ワインの秋。美味しいものを楽しめるイベントが目白押しです。

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