
日本の場合、特に渋谷店では高校生から新社会人位までの20歳前後のお客様が中心ですが、香港ハーバーシティ店では社会人の方20~30代前半のお客様が多いです。ハーバーシティには上層階に多くのオフィス棟がありOLさんが多いことや、良いホテルを併設していることも理由のひとつです。
ショッピングを楽しむ余裕のある方たち、また日本へ旅行で「SHIBUYA109」に実際に行かれたことがあるというお客様も多くいらっしゃいますね。
ファッションスタイルはどちらかというと、全般的にはモノトーンでコンサバな方が多い感じがしますね。人から浮いてしまうような目立つことを避ける人も多いですし、自分のスタイルや個性を大切にしており、日本人のように敏感にトレンドを追わない傾向があるという点も特徴的です。
最近韓流ファッションが人気だという大きな波はありつつも、「今年の色はこれ」「今流行のアイテムはこれ」といった細かなトレンドには画一的に反応しない印象を受けています。
また、彼女たちの値段を含めた'物を見る目'は日本以上にシビアかもしれません。着回しできるか、信頼できる周りの家族や友人の反応がどうか等も参考にしながら、慎重に商品を選ぶ傾向があると思います。しかし、こうした人が多い中でも、日本のファッションが好きな人たちが頻繁にいらっしゃるのも確かです。彼女たちの日系ファッションへのロイヤルティは非常に高いです。その層をいかにブームではなくベースとして広げていけるかがポイントです。
今回の出店にあたり、社内でハーバーシティという立地やイメージ、顧客ターゲットも考慮のうえ、確固たるブランドコンセプトをお持ちでトレンドや情報発信でき顧客を掴んでいらっしゃるブランド、かつぜひ香港で事業を展開したいと前向きにお考え頂けるテナント各社の皆様にご出店頂きました。
今回のハーバーシティ店は店舗規模が小さめ(約240坪)ですが、顧客の反応を見ると、今後も香港内で出店の余地があると考えています。
当然、物流ルートは各ご出店者様でバラバラなのですが、店頭で販売されている商品については、ほぼ日本と同じと考えて頂いて問題ありません。一部のテナント様では香港限定のオリジナル商品もあるんですよ。日本の「SHIBUYA109」とはまた違う楽しみ方ができるかと思います。ぜひ、日本から旅行で香港にいらした際は、ハーバーシティ店にお立ち寄り頂けると嬉しいですね。
