
みなさん、こんにちは。楢橋里彩です。
今回は香港に来たら一度は泊まってみたい「老舗ホテル」。長い歴史とともに築かれてきた伝統的な空間は、訪れる人誰もが安らげる場。そんなひとときを贅沢に、楽しむのはいかがでしょう。今回は九龍半島と香港島のエリア別に4軒をご紹介。夏に楽しめる期間限定のプロモーションイベントを中心に様々なイベントをご紹介します。
※1香港ドル=約14円計算
■目次
❏The Peninsula Hong Kong (ザ・ペニンシュラ香港)
❏Intercontinental Hong Kong (インターコンチネンタル香港)
❏Mandarin Orirntal Hotel (マンダリンオリエンタルホテル)
❏Islanad Shangri-La Hotel (アイランドシャングリ・ラ香港)
香港に来たら誰もが一度は訪れたいのが、香港を代表する高級老舗ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」。九龍半島の中心地、尖沙咀(チムサーチョイ)にあり、地下鉄「尖沙咀」駅や、スターフェリー乗り場からも近く徒歩10分圏内という利便性の高さ。格式高く重厚感のある空間は、エントランスに足を踏み入れた瞬間に感じることでしょう。
1928年12月に開業した同ホテルは、今年で創業91年。同時に経営母体の香港上海大酒店グループは創業152周年を迎えました。香港では一番古いホテルグループとして登録されています。第二次世界大戦中には日本軍に占領され、名称を「東亜ホテル」に変更。同ホテルの336号室で日本軍がイギリス軍と降伏文書を取り交わしたという歴史の1ページを刻んだ場所でもあります。
1970年代には "世界初" のロールスロイスを導入した送迎サービスを開始し、1994年にはヘリパッドが設置されてヘリコプターでの送迎も可能になるなど、時代とともに常に進化した最高のおもてなしを提供しています。2013年にはハーバービューとタワー棟と本館を全室リニューアル。高級感あるインテリアのなかに落ち着いた空間が広がります。
ホテル内のレストランにはミシュラン星を獲得している高級広東料理レストラン「嘉麟楼(スプリングムーン)」をはじめ、ヨーロッパ料理を東洋で初めて提供したことで知られるフランス料理「ガディス」、日本料理「今佐」、モダンヨーロピアン料理「Felix」、そしてスイス料理「チェサ」など、幅広く世界中の味を楽しむことができます。
ちなみに香港のお土産として人気があるのが「嘉麟楼」でつくられるXO醤。XO醤発祥のレストランとしても知られており今も不動の人気。ホテル地下にあるブティックでも購入することが可能です。
7階にある「スパ・ウェルネス」は、ビクトリア湾の眺望を望む事が出来るスパのトリートメントルームが14室あり、そちらでは極上の癒しを体験頂けます。
「フォーブス・トラベルガイド2018」で最もラグジュアリーと評価を得た「スパ・ウェルネス」で一日の疲れを癒し、身も心もリラックスできる最高な時間を過ごしましょう。
メニュー例:
ボディマッサージ:アロマテラピーマッサージ
1時間 1,450香港ドル(約20,000円)
ディープマッスルマッサージ
1時間 1,550香港ドル(約22,000円)
フェイシャル:スーパーリフト オートクチュール フェイシャル
1時間30分 3,350香港ドル(約47,00円)
「スパ・ウェルネス」
場所:7階
営業時間:8:00~23:00
電話番号:+852-2696-6682
▶「ペニンシュラ香港」贅沢な3日間ステイ公式サイト
現在、9月30日までの期間限定で『「ペニンシュラ香港」贅沢な3日間ステイ』のプロモーションイベントを実施中。ペニンシュラ香港に2泊して、3泊目を"無料"で楽しめるもの。詳しくは、ウェブサイトをごらんください。
壮麗なビクトリアハーバーと香港島を見渡す九龍側ウォーターフロントに建つ絶好のロケーションの「インターコンチネンタル香港」。ロビーラウンジから見える圧巻の香港の光景を見るためにこのホテルに宿泊するリピーターも多いほど。
地下鉄「尖東」駅改札Jを出たらホテルは目の前。1980年に「ザ・リージェント香港(麗晶酒店)」として開業した後、2001年に現在の名称にリブランドしました。(※2021年より、新たにリージェント・ホテル(香港麗晶酒店 Regent Hotel)として復活することが発表されています)
ペニンシュラホテル同様、インターコンチネンタル香港も尖沙咀エリアにあるので、ショッピング、観光などの交通機関へのアクセスもとっても便利です。
客室をご紹介しましょう。
「プレジデンシャルスイート」はこの香港で最大規模のスイートルームというだけでなく、アジアでも最も壮観な部屋として知られています。ビクトリア・ハーバーと香港島が目の前に広がる7,000スクエアフィートの専用メゾネットは施設とサービスが充実しており、専属の執事が24時間体制であらゆるニーズに対応します。
5部屋のベッドルーム、ダイニングルーム、プライベートスタディ、ジムに加え、2,500スクエアフィートの屋上テラスとスイミングプール、スパが備えられています。ほかにも5,000スクエアフィートある「CEOスイート」や、4,500スクエアフィートの「テラススイート」「デラックススイート」などがあります。
ゲストルームは全503室の3分の2がハーバービュー。全室、高速インターネット接続、市内・国際通話無制限のハンディスマホ(20以上の国と地域対応)、インターネット無料接続可能。24時間の室内ダイニングとバトラーサービス、24時間体制のコンシェルジュとビジネスサービスも。
日本人向けのサービスとして、日本人スタッフ及び日本語を話せるスタッフが常時おり、日本語TV放送 NHKワールドプレミアムは全室で見ることが可能。さらに日本語新聞、浴衣なども提供しています。
日本語での問い合わせも可能。
▶公式サイト日本語版
ホテル内で楽しめるレストラン、プロモーションイベントをご紹介しましょう。
-◆◆期間限定、広東料理「欣圖軒(Yan Toh Heen )」
オーストラリア産高級食材で広東料理を提供。
ミシュランの2つ星「欣圖軒Yan Toh Heen」では、オーストラリアの最高級食材を使用した伝統的な中国料理を味わうプロモーションイベント「A TASTE OF AUSTRALIA, CANTONESE STYLE」を開催します。
メニューの一部は以下の通り。
・オーストラリア産仔羊とドラゴンフルーツのサクサクロール
・南オーストラリア産帆立貝とタスマニア産黒トリュフの白身生姜蒸しなど
期間:7月8日~8月4日
時間:(ランチ)月~土12:00~14:30/日・祝11:30~15:00
(ディナー)18:00~23:00
-◆◆「NOBU」おまかせ6品コースを特別価格で提供
日本料理を世界に広めた第一人者であるシェフ、ノブマツヒサ氏のレストラン『NOBU』では、8月28日(※月曜~水曜のみ)まで、世界で活躍する「NOBU」シェフによる料理コース「おまかせ6品コース(1人668香港ドル(約9,500円)、サービス料10%別途)を楽しめます。
「NOBUの世界」をOmakaseコースで実現すべく、今回はロンドン、ミラノ、ダラス、デンバーなど世界のNOBU シェフによる"選りすぐり"のメニューを堪能できます。
また、NOBUのバーラウンジでは、今年3月から「TANOSHI Hour (楽しいアワー: ハッピーアワー)がスタート。毎日18:00 ~20:00 。1杯 68香港ドル(約950円)+10%~
「The World of Nobu Omakase」
場所:NOBU
期間:8月28日まで
曜日:月、火、水曜のみ ※要事前予約
料金:668香港ドル(約9500円)(10%サービス料金別途)
営業時間:(ランチ)12:00~14:30(ディナー)18:00~23:00
バーラウンジ:(ランチ)12:00~14:30
-◆◆毎週日曜日「HARBOURSIDE(ハーバーサイド)」にてシャンパンブランチ
和洋折衷の食事をビュッフェ式で楽しめるレストラン「HARBOURSIDE(ハーバーサイド)」では、毎週日曜日には「シャンパンブランチ」が開催され、シャンパン、ワイン、ビールが飲み放題になります。
場所:HARBOURSIDE Lower Level
時間:11:30~15:00
料金:大人898香港ドル(約12,600円)
ソフトドリンクのみ 大人848香港ドル(約12,000円)、子供598香港ドル(約8,400円)
-◆◆毎週日曜日「サンデーブランチ」3コース480香港ドル(約6,700円)にて提供
ロビーラウンジで、毎週日曜日の10時~13時に実施される「サンデーブランチ」。ここでは前菜、メイン、デザートの3コースを480香港ドル(約6,700円)(10%サービス料金別途)で楽しめます。プラス、シャンパン1杯なら155香港ドル(約2,200円)で、飲み放題なら350香港ドル(約5,000円)追加で楽しめます。
場所:Lobby Lounge
時間:毎週日曜 10:00~13:00
料金:480香港ドル(約6,700円、10%サービス料金別途)
シャンパン1杯155香港ドル(約2,200円)、シャンパン飲み放題350香港ドル(約5,000円)
-◆◆7月31日までの期間限定「POLA 和風アフタヌーンティセット」
ロビーラウンジにおいて、日本のスキンケアブランド 「POLA」 とコラボした"和風フュージョンアフタヌーンティーセット"(2人で688香港ドル(約9,700円)、10%のサービス料)を実施中。
7月31日まで。
場所:Lobby Lounge
時間:月~金14:30~18:00/土・日・祝13:30~18:00
料金:2人用で688香港ドル(約9,700円、10%のサービス料別途)
香港島で最も古いホテル「マンダリンオリエンタルホテル」。1963年に中環(セントラル)に開業しました。金融センターの中心地、中環(セントラル)に位置しているため、観光客だけでなく出張者も多く利用するホテルです。中環駅改札口Fから徒歩5分圏内に位置しています。地下鉄、トラム(香港島のみ)は目の前を走るので、どこへ行くにも利便性抜群です。
一歩ホテルに踏み入れると、喧騒を全く感じさせない格調高く重厚感のある雰囲気が漂います。
430もの客室のなかで、およそ70室がスイートルーム。名前もユニークで、マンダリンスイート、マカオスイート、そして和風のデザインを取りれた「明治スイート」などがあり全部で16種類。なかには足元が一部ガラス張りになった開放的な景色が見られるスイートルームもあるなど、日常を忘れさせてくれる空間です。
レストランは、25階にあるミシュラン星の広東料理レストラン「文華(マンワー)」は落ち着いた赤を基調とした雰囲気。ビクトリア湾と美しい夜景みながら飲茶や食材と味にこだわった広東料理を堪能できます。店内に飾られている絵画の美しさもさることながら、鳥かごを模した照明は中国の伝統的な寺院をイメージしてデザイン、モダンな雰囲気を演出しています。
同じフロアにあるミシュラン星のフランス料理 「Pierre(ピエーレ)」ではモダンななかに独創性を加えたフランス料理を楽しめます。グランドフロアに位置する「Captain's Bar(キャプテンズ バー)」 は、宿泊客だけでなく地元の人たちも気軽に立ち寄る人が多く、香港の老舗バーとして知られています。ジャズやブルースのバンド生演奏を深夜まで楽しむことができます。
現在、9月8日までの期間限定で、3泊目が無料になる「One more night」を実施中。詳しくは公式サイトをごらんください。
金鐘(アドミラルティ)駅に直結している高級ショッピングモール「パシフィックプレイス」から徒歩数分圏内にある「アイランド シャングリ・ラ香港」。1991年に開業しました。香港のベストホテル、トラベル+レジャーワールドベストアワード (2016~2017年)、香港のベストホテルトップ5(2018年)など数々の賞を受賞しており、世界的にも注目されているホテルです。
56階建ての高層ホテルには、山頂(ビクトリアピーク)を目の前にした「デラックスピークビュールーム」や「デラックスハーバービュールーム」などをはじめ、スタンダードルームは531室、スイートルームは34室。山も海も贅沢に楽しむことができます。レストラン、バーは、全部で8軒。
伝統的なフランス料理のなかにアジアンスタイルやモダンさを融合させたフランス料理「ペトリュス」ではお食事とともに極上のワインを。他にも日本を代表する老舗料亭としても知られる「なだ万」や、「世界のベストホテルバー」などを受賞しているバー&レストラン「ロブスターバー&グリル」などが入っており、世界中から多くの美食家が訪れます。
ホテルの周辺には、パワースポットとしても知られている「香港公園」があり、池、噴水、レストラン、カフェ、中国茶専門店なども入った広大な敷地。のんびり散策するのもおススメです。
今回ご紹介した「インターコンチネンタル香港」が、まもなく「リージェント香港」に"戻る"というニュースは、20年前の香港のホテル事情をご存知の方ならきっと懐かしいと思われるかもしれませんね。
6月にライブ公演で来港された歌手のASKAさんを取材した際に、ホテルの話題になりこの話をしたところ「それは懐かしい。20年前のことを思い出しますね」と当時の香港の話になったほどでした。
前回特集した「ラグジュアリーホテル」で取り上げた新しいホテルを含め、今香港ではホテル開発、"復活"など'様々な動きがでています。今後もホテル最新情報をお伝えしていきます。
さて、次回は中国・深圳特集。福田エリアで新しい観光スポットとしても人気の高まっているオシャレスポット「Upper Hills」をご紹介します。
