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楢橋里彩レポート「世界を席巻ASIAN旋風vol.76」
インタビュー収録日:2016年5月2日

日本の食材と文化を【URA】を通じて広めていく

みなさま、こんにちは。楢橋里彩です。
前半に引き続き、和食レストラン「URA」のディレクター、ハドソン・チャンさんにご登場いただいています。チャンさんは根っからの日本好き。日本のサブカルチャー、歴史などが好きで、気が付けば幼少期から日本の情報で溢れている環境だったそうです。

香港での「日本カルチャー熱」は凄まじいものがあり、世界的にみても香港市場は断トツで大きく、毎年サブカルチャーにちなんだ国際イベントが行われるほどです。まさにURAのオープンは「日本への熱い想い」が高じた賜物なのです。後編では、こうしたチャンさんの日本への想いを伺いながらレストラン戦略について伺いました。

<前編の記事はこちら>

 

【近代日本】をイメージした空間にしました

楢橋
「URA」はチャンさんだけでなく、ご兄弟と共同経営されているそうですね。
チャン
そうです。ディレクターは私以外にも二人の双子の弟、アレキサンダーとアルフレッドがいます。URAは兄弟3人と日本人のビジネスパートナーとともに運営しています。

ちなみにレストランのデザインを手がけたのはアレキサンダーです。私は主にブランディング、マーケティングPRなどを中心に、弟のアレキサンダーはインテリアデザイン、ライセンスビジネス、ハードウェアのメンテナンスです。

アルフレッドは人材育成や会計などで、兄弟で役割分担をしています。
楢橋
ご兄弟でビジネスを手掛けるのは大変ではないですか?
チャン
よく聞かれるんですよね(笑)。ラッキーなことに私たちは意見の対立が殆どないんですよ。感性やビジネスの方向性がとても似ているんです。せいぜい話し合いをする程度ですね。

新メニューを作る時にも試食しながらメニュー化を進めますが、兄弟の好みが似ているからか割と早く決まることが多いんですよね(笑)。兄弟ならではなのかもしれません。
楢橋
ところでレストランの壁の絵ですが、とてもユニークですね。レストランとバーのスペースは雰囲気をわけて作られているのですね。
チャン
ありがとうございます。バースペースは個人的にも特にお気に入りです。壁、ソファ、ライトの照明、すべて兄弟でじっくり話し合いました。ソファの色はどうするか、壁の色は何が合うか、など。レストランは大阪のイメージ、そしてバースペースはひと昔前の日本のイメージで造りました。

個人的には明治維新後、少しずつ洋風スタイルを取り入れていく日本の文化の移り変わりが好きなので、当時の様子を描いている本などを片っ端から見て、少しでも近づくようにしました。今、香港からは多くの方が日本へ観光に行ったりしていますが、弊店のお客様は地元香港人や外国人の方が多くを占めます。

日本食のおいしさを「URA」で初めて知ったという方は意外と多く、日本や日本食に対して、より興味をもってくださる方も少なくありません。日本への観光誘致に一役買えていると思うと、こんなに嬉しいことはありません。

家賃高騰に四苦八苦で挑む新事業

楢橋
レストランの運営はURAだけでなく他にもされているそうですね。
チャン
インドネシア料理の「印尼餐廳1968」です。これはおよそ50年前に両親がつくった店で、その後私たち兄弟が引き継ぎ経営しています。

現在は香港内に5店舗、マレーシアにも1店舗あります。ちなみに銅鑼湾店はミシュランガイド奨励店になっています。

これまでの店は両親が手がけているので、昨年オープンした「URA」は私たちにとって兄弟で手掛ける最初のレストラン事業なのです。
楢橋
なるほど。ということは色々と大変な目にあったのでは?
チャン
それはもう・・・(笑)。ですが、大変なのは今も変わりません。例えばオーセンティックな日本料理ということで、シェフ選びにも時間をかけましたし、アルコールや刺身などを取り扱うライセンスを取得するのに大変でした。

しかも香港の賃貸料はご存知のように高騰しているので、これもかなりきつい部分です。
楢橋里彩
彩り亜細亜地図

オフィシャルブログ
「彩り亜細亜地図」

楢橋
「URA」は駅から近い立地ですから尚更かもしれませんね。
チャン
香港は今、上環だけでなくどこも高いので、こればかりは選べないですね。ただ事業をするからには私たちが選んだロケーションに見合う単価と客層を考慮したうえで、納得いくメニューを作っています。香港は外食する人が圧倒的に多い環境のため、外食産業が目覚ましく発展しています。

こうした環境下でのレストラン事業は激しい競争です。まさに生き残りをかけた戦いです。条件の良い立地でレストランを運営できる理由に、日本語が多少話せるということは大きいかもしれません。
楢橋
それは大きなアドバンテージですね!日常会話も問題なく?
チャン

読み書きはほぼ理解できます。会話はある程度なら(笑)。双子の弟たちはほぼ問題なく会話ができます。言葉が理解できるので、仲介者なしに食材を大阪から香港に直輸入でき、これによってコストを抑えることを可能にしています。

日本語の勉強は特にしていないのですが、「日本のサブカルチャー」が好きなので、漫画を読み漁っていたらいつのまにか身についていました(笑)。まさか、こんなことが仕事に活かされるとは思いもしませんでした。

 

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