
記事公開日:2016年2月24日

みなさま、こんにちは。楢橋里彩です。
今回ご登場いただくのは日本航空株式会社香港支店支店長中原太さん。日本を代表する航空会社のひとつ、日本航空(JAL)は、2010年には会社更生法適用申請という状況を乗り越え再建に取り組んできました。そして今、定時到着率89.44%の世界一、しかも、JALが関連する3部門全てにおいて1位という快挙を成し遂げています。格安航空会社(LCC)をはじめ、新規参入の航空会社が増加しているなか、「JALブランド」をどのように確立していくのか、お話を伺いました。
楢橋
中原さん、どうぞ宜しくお願いいたします! 御社は1951年に設立され今年で65年目を迎えますが、現在世界中にどれほどのネットワークがあるのですか?
中原
こちらこそ、宜しくお願いいたします。現在、JALグループ国際線の旅客便は、就航路線54路線、一日あたりの定期便数は142便ございます。(2016年4月1日時点)
JALグループ国内線の旅客便は、就航路線126路線、一日あたりの定期便数は854便ございます。(2016年4月1日時点)
多くの皆様に支えられ、ここまでこられたことを深く感謝しております。
JALグループ国内線の旅客便は、就航路線126路線、一日あたりの定期便数は854便ございます。(2016年4月1日時点)
多くの皆様に支えられ、ここまでこられたことを深く感謝しております。
楢橋
御社は昨年、定時到着率において主要航空会社部門、アジア・パシフィック主要航空会社部門で世界1位、そしてワンワールドとしてアライアンス部門でも世界1位に認定されました。
3冠達成は御社のみということですが、その強さの秘密は何でしょうか?
3冠達成は御社のみということですが、その強さの秘密は何でしょうか?
中原
定時発着は安全運航と共に公共交通機関としての重要な使命でもありますので、非常に重きを置いて取り組んでいます。運航、整備、空港、客室など、全てのスタッフがコミュニケーションをよく取り、一丸となって取り組むことが重要です。
楢橋
まさに現場が一丸となっているわけですね。
中原
地味ではありますが、こうしたサービスフロントのスタッフの積極的な取り組みがこのような形で結実したことは大変嬉しく思っています。特に、香港国際空港はとても大きな空港で、ご利用のお客さまも大変多いので、スタッフ一同日々積極的に取り組んでいます。今後もお客さまに快適な空の旅を提供できるよう頑張っていきます。
楢橋
私の周りでも日本に旅行に行かれる方は機内から日本を感じたいという人が多いのですが、御社の「おもてなし」サービスと、人材育成はどのようにされているのでしょうか?
中原
弊社では、お客さまが常に新鮮な感動を得られるようなサービスの実現に向け、お客さまの心に寄り添い、ご要望を先取りし、柔軟にお応えできる人材の育成を図っています。
楢橋
機内食にもこだわりがあると伺っています。
中原
メニュー選定会議にはいつも参加し、厳しくチェックしています。私がいつも一番うるさく意見を言うので、スタッフは困っているのではないでしょうか(笑)。
香港発日本行きの機内食は、日本人シェフの監修のもと、日本人の好みにあったメニューの提供を目指しています。
もちろん、香港のお客さまにも多数ご搭乗頂いておりますが、日本の航空会社としての独自性を出したいと思っています。
洋食についても同様で、私も試食して常に品質の向上に努めていますので、是非ご賞味ください。
香港発日本行きの機内食は、日本人シェフの監修のもと、日本人の好みにあったメニューの提供を目指しています。
もちろん、香港のお客さまにも多数ご搭乗頂いておりますが、日本の航空会社としての独自性を出したいと思っています。
洋食についても同様で、私も試食して常に品質の向上に努めていますので、是非ご賞味ください。
