
実際に食べると美味しい!と言ってくださる方もいます。ですが、そこから値段の話ですよね。美味しいけど使えないなんて悔しいですから。今までは日本米は高いから使えない、という流れでしたが、今ようやく受け入れられる価格になりました。今後さらに商談で手が届く範囲にもっていきたいと思っています。
例えば、香港でよく使用されている中国産の米は米自体がもっている水分の量が少ないので水を多く入れないと炊けません。一方で、日本の米はみずみずしく、米自体が水分をもっているので水を少なくしないといけないんですよ。
先日のテスト炊飯では、4kgの米に対して約1リットル近くの差がありました。
香港は日本に実際に行かれる方も多いですし、本格的な日本の味を知っている人が増えています。そこに私たちもしっかりと応えていきたいですし、香港の外食産業の取り組みがもっと変わっていく流れを作っていきたいと思いますね。
香港にきて自分の足で歩き周り、卸先のスーパーの人の話を聞いたりして知ったことは多々あります。日本から営業をかけていただけなら、恐らく値段の部分は全く感触をつかめなかったでしょうね。それも全て香港に来て初めてわかったことです。可能性はまだまだあります!
取材後、日系スーパーに立ち寄ると「あかふじ」を購入されている香港の人たちを目にしました。赤色が目立つからなのか、値段がリーズナブルだからなのか・・・。今後、日本米がもっと香港の食卓を変えていく予感です。後半では、今後の香港とアジア諸国でどう展開していくか、ビジネス戦略について伺います!
<後編の記事はこちらからどうぞ!>
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