
中国はいろいろな情勢によってビジネス状況が変わりやすいというのはありますね。香港がビジネスをしやすいのは、規制が細かいものの、それをしっかり守れば決められた通りの手続きで進められることです。
そういう意味でも香港は日本から進出しやすい都市です。まずは香港でファーストステップを踏んで、そこから中国、東南アジアに進出するということを考えると良いと思います。
以前ほど中国に工場などの大規模な進出を考えている企業は減少したように感じます。政治、経済状況なども踏まえたうえで、中国に加えて東南アジアにも工場や取引先などの拠点をつくろうとバランスを考えているような企業が増えてきているのも確かです。
中国プラスアルファで、別の国でビジネス展開をするときにも、香港を通してサポートをしています。
キャストは3年前に香港に事務所をつくりましたが、中国だけでなく、香港から中国に入るためのサポートをもしています。
ですが最近では、香港だと相続問題とか個人の資産管理の相談も増えています。住んでいる場所が変わると法律が変わるのは当然ですが、以前に比べ海外に出て働いる人も増えています。
日本人が香港に財産を残して亡くなったとなったとき、この場合日本の法律だけでは解決できません。香港の弁護士と協力して、残された財産を戻すために裁判を通じて手続きをとらないといけません。法務関連も多いのですが、それ以上に個人の税金に関する相談とか亡くなった方の香港にある財産の相続などの話が圧倒的に多いのも香港ならではですね。
それでは、後半では絹川さんがグローバルに活動されてきたお話を伺います。
長い時間にわたったインタビューでしたが、とてもわかりやすく、まとまった話し方をされる絹川さんはさすがでした。しかも取材している私に逆にインタビューするというユーモア!こうした話の転がし方は私も学ばなくては・・・!しっかり勉強させていただきました。
後半は絹川さんの学生時代のお話し、弁護士としてグローバルに活動されてきた沖縄、シアトルの生活についてご紹介します。お楽しみに。
<後半の記事はこちら>
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