
当時の会社の事業の中で、プレスリリースサービスの業績もよく、更に事業強化をしていこうということで分社化しました。そこで次の展開を考えた際に1つの壁に当たりました。元々プレスリリースの仕事はバリュープレスのOEMサービスです。当時の会社が持っているのは営業リソースだけで、開発リソースはほぼもっていません。一方でバリュープレスはウェブサービスなので営業リソースはない。この穴をどう埋めるか。自分たちで0からつくるのか、それとも自社にない強みを持つバリュープレスと一緒に歩む方法か。
自分がお客さんだったらどっちを望むだろうか。答えは早く良いサービスを提供できる方法でした。
お客さまに良いものを提供することを考えたときに技術力のあるバリュープレスと手を組んでより良いサービスをしたほうが早いと考えたんです。そこでクラシックコミュニケーションという新しい形で前会社から完全に独立した形で会社を作り、バリュープレスのオフィスに入りました。
あと私は当時は経営者になろうなどと考えておらず、どうしたらサービスを維持できるのか、ということしか考えませんでした。まさか自分が社長になるだなんて思ってもなかったです。
当時バリュープレスは代表をはじめ、エンジニアのスタッフが中心となってウェブサービスの進化させていました。敢えてアポにいかないという方針をとっていたこともあります。一方で私自身は現場や人を重視して考えてきました。異なる考えをもった人たちが、それぞれの技術・視点を生かしてサービスを作っていけば、きっともっと面白い良いサービスができるんじゃないか。それはお客さんの視点にたてば、すごく自然な答えでしたから。
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