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鈴木正浩の究極の大家道「タンク満タンですか?」Vol.9 ~究極の町医者を目指して~
インタビュー収録日:2014年10月21日

皆さ~ん、タンク満タンですか?
今回は東京文京区にある、土居歯科クリニックの土居浩先生を訪ねました。
最初は自衛隊での勤務を目指していたという土居先生。今は「究極の町医者」を目指して日々、研鑽を積んでいらっしゃいます。
土居先生に、仕事に対する熱意、これから取り組んでいきたいことなどについて、話を伺いました。

文京区内の「究極の町医者」を目指す

鈴木
土居先生は私と歳が一緒で、昭和36年生まれですね。文京区ご出身ということですが、ちゃきちゃきの江戸っ子だったのですか?
土居
そう思われがちですが、父は東京生まれではないのですよ。ただ、祖父の代から文京区で歯科医院をやっていましたので、そういう意味では僕も含めて、この文京区の白山界隈で3代目ということになります。
鈴木
お父様も歯科医院を?
土居
はい。父が歯科医院を文京区西片という街で開業していたのですが、去年他界して、そこは今、妹が継いでおります。
鈴木
ご兄妹で歯科医なんですよね。子供の頃から歯科医を目指していらっしゃったのですか。
土居
僕は覚えてないのですが、幼稚園の時から胸を張って「歯医者さんになる」って言っていたようです。厳しい父親だったので、選択肢はないという感じでした。それは受験の時もそうでしたが、「ならないのはいいけれども、なれないのは通らない」って言われましたからね。
土居浩さん
鈴木
歯科大だと6年間?
土居
そうです。大学を卒業する時、普通は大学院に行くとか、医局に残るとか、就職するというのがポピュラーな道で、僕も、大学院にいこうか、就職をしようか、さらにもうひとつの選択肢として、自衛隊の歯科医官のいずれにしようかと考えたのですが、まずは前からなりたかった自衛官の道へ進もうと考えました。

ただ、公募なんてしていませんでしたから、当時、六本木にあった防衛庁まで行って、どうすれば歯科医官になれるのかを聞きました。さすがに防衛庁も、まさか本庁まで来る人間がいるとは思ってもみなかったようですが、一通りの説明はしてくれて、試験を受ける直前の段階まで行きました。

でも、最終的にはなりませんでした。というのも、僕自身は海上自衛隊を希望していたのですが、先方は航空自衛隊に配属させたかったからです。結局、この話は流れました。
鈴木
医院をかまえたのがおいくつの時ですか?
土居
33歳の時です。それまでは俗に言う修行で、一般の開業医の先生のもとで勉強させていただきましたので、ある程度何でも出来るようになったと同時に、たまたま良い物件の話もあったので、この医院を開業したのです。それが21年前ですね。
鈴木正浩さん
鈴木
歯医者って、それこそたくさんあるじゃないですか。そのなかで、土居歯科クリニックがどこに差別化のポイントを置いているのか、教えていただけますか?
土居
僕が目指しているのは、「究極の町医者」かな。誰でも気軽に寄れて、相談だけでもいいので、大勢の人が立ち寄ってくれるような場を作ろうと考えました。文京区のこのエリアは、一駅で歯科大学が4つもあります。だから高度医療は、そこに行ってもらえればいい。そこへ円滑に患者さんをご紹介するのが僕の使命だと思います。もっと俗に言えば、保険でできる診療が、どこまでできるかなということを目指しています。それで、ここまで保険対応でやってくれるなら、保険外ならもっといいのではないかなと考えて、戻ってきてくれればと考えています。
鈴木
学校医もやっておられますね。
土居

15年前から学校医として、地元の小学校に顔を出し、保健衛生指導をするようになりました。やはり小さいうちから指導していくことが、将来、虫歯や歯周病を減らすことにつながると思いましてね。今年から文京区の学校歯科医会の会長も務めさせていただいております。子供の検診をやっていると、なかにはボロボロの歯の子供がいます。これ、ネグレクト(児童虐待・育児怠慢)の鑑別につながります。だって、歯がボロボロだと、子供は当然、痛いわけです。事件が起こる前に、そういうので子供の虐待を事前に把握しておくことは可能だと思います。その意味では、とてもやりがいのある仕事なのです。

 

土居浩さん

歯の予防をしっかり行おう!まずは月1回のクリーニング

鈴木
まさに町医者としての使命ですね。
土居
あとは、スタッフにも長く勤めてもらっています。過去の症例を把握してくれているから、患者さんが安心してくださるのです。20年近く、勤めてもらっている方もいますよ。
鈴木
究極の町医者を目指すということですが、そうなると地元のお付き合いもいろいろありそうですね。
土居

これはたまたまですが、この近所の氏神さまが白山神社といって、歯の神様なのです。そこで「ハブラシ供養」なんてこともやっています。実は、長らく途絶えていたのですが、僕が歯科医師会の役員をやらせていただいた時に知って、そんなものがあるなら歯科医師会として協力を再開する必要があるということで、イベントを考えたのです。毎年6月に、白山神社であじさい祭が開かれるのですが、その時に歯ブラシ供養とか、歯科相談コーナーなどのイベントを行っています。

 

土居浩さん、鈴木正浩さん

鈴木
これからの歯医者での治療って、どうなっていくのですか?
土居
なるべく削らずに済むという方向に進んでいくのでしょうね。だから、治療よりも予防に力を入れていくことになります。たとえば歯周病にしても、僕らよりも上の世代はその認知が全く広まっていなかった。だから歯周病に罹る人も多かったのですが、それを未然に予防できるような啓蒙活動、予防活動を展開していくのが、これからは重視されていくと思います。

歯を綺麗にしておくのって、本当はとても気持ちの良いことなんですよね。それを一人でも多くの方に分かってもらう。こればかりは、実際に歯医者に来ていただいて、経験をしてもらわないと分からないことなんですよね。だから、本当に気持ちが良いことなのだということを信じていただき、たとえば月1回でもクリーニングに来ていただけるようにするというのが、これからの流れでしょうね。
鈴木

やはり50代くらいになったら、月に1度くらいはメンテナンスをしに行った方が良いのですか?

 

土居浩さん、鈴木正浩さん

土居
そうですね。最低でも半年に1回ぐらいはメンテナンスしてもいいと思います。人によって、口内のコンディションは違いますので、何度か通っているうちに、「鈴木さんだったら、3カ月に1回ぐらい来たほうがいいですよ」とかアドバイスできるようになります。まあ、それでも半年に1回くらいしか行かないものなので、啓蒙活動によって、一人でも多くの人に歯のクリーニングへの関心を持ってもらえるようにしたいですね。
鈴木
最後に、これからの目標などを教えていただけますか?
土居
学校医をやっていることで見えてくるのは、東京23区の虫歯の罹患率って、全国でも低い方なんですよね。なかでも文京区、品川区、中央区は圧倒的に低く、虫歯の生徒が少ないのです。これは、やはり親御さんの意識が高いことと、都会の方が相対的に歯医者の数が多いからだと思います。

子供の数が多いのに、歯医者の数が少なかったら、予防指導がどうしても疎かになります。今でも大都市圏以外で、歯医者さんの数が少ない地域では、子供の虫歯の罹患率が相対的に高く成らざるを得ません。この問題を解決する、つまり検査の機会を増やすためにも、学校医のシステムを民間、一般の開業医に委ねる時期に来ているかも知れませんね。
鈴木

土居先生、今日はありがとうございました。

 

土居浩さん、土居歯科クリニック スタッフ

土居歯科クリニック、プロフィール

土居歯科クリニック
〒154-0002
東京都文京区白山1-7-11 小沢ビル2F
電話番号: 03-5800-1033
診療科目: 歯科・小児歯科
診療時間: 月水金(10:00~19:50)、火木土(10:00~17:50)、日・祝(休診) 予約制
アクセス : 都営三田線 春日駅 徒歩7分
        都営三田線 白山駅 徒歩7分
        詳しい地図は、こちらからご確認頂けます。

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