HOME > 特集 > 「タンク満タンですか?」Vol.12 ~「かしこい大家」セミナーレポート 後編~
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鈴木正忠雄の究極の大家道「タンク満タンですか?」vol.12 ~「かしこい大家」セミナーレポート 第2回~

 

お客様と共に造る

設計の方針は弊社のホームページにも記載されていますが、たとえば日本を代表する建築家、安藤忠雄さんのように、「コンクリートの安藤」などと言われるような、特定の工法に対するこだわりはありません。寒いところでも、暑いところでもコンクリートで建物を建てるって、意味が分かりません。住みにくい建物を造るだけです。

なので、私はとにかく色々やっているのが特徴で、コレといったブランドは持ち合わせていません。仕事もほとんど断ったことはありませんし、住宅と住宅以外の建物だと、7対3で住宅が中心です。30のアイデアから、うちのスタッフも交えて意見交換をし、情報をお客様と共有しながら、3つのアイデアに絞り込んでいきます。

住宅以外の3割については、診療所だったり結婚式場だったり、葬儀場や競輪場の施設、幼稚園、大学まで、本当にいろいろな建物の設計に関わりました。某歌手の方からもオーダーを引き受けさせてもらったこともあります。

といっても直接ではなく、人を介しての話なのですが、「赤坂のある土地に建物を造りたい、どの程度の大きさのものが建てられるかを教えて欲しい」という話でした。実際に建てる時は、他の馴染みの建築家さんが関わるということでしたが、ふたを開けてみれば、私が引き続き担当させてもらうことになりました。

 

高安重一

 

なぜなら、私が出した大きさが、他の建築士の中で最も大きかったからなのです。その土地は非常に複雑な道路に面しており、建物の容積率の計算が大変でした。それを法律に照らして、最大限取れる容積率で計算したのです。その時、建物が法律に合致しているかどうかを判断する会社に持っていき、その大きさで建てられるかどうかを調べてもらうのですが、私は25社にそれを持ち込み、判断を仰ぎました。それが結果的に良かったようです。その建物は音楽スタジオでした。

彼は日本だけでなく、海外にもさまざまな建物を持っています。建築物がとてもお好きなのですね。だから図面を出すと、「先生、トイレはこうしたらどうでしょうかね」などと言って、ご自身で設計を始めてしまいます。彼がおっしゃるには、海外からミュージシャンが来日して、東京ドームでステージをやるにしても、練習する場所の確保が難しく、倉庫みたいなところで練習しているケースが、今でも結構多いのだそうです。

だから、このスタジオを造られたのでしょう。それだけに、設計にも力を入れられたのだと思います。もちろん、このほかにもさまざまな建物を設計、建築してまいりましたが、大事にしているのは、こちらのアイデアを提示しつつ、お客様と共に考えを共有しながら、建物を造っていくことです。当然、設計段階で時間もかかるわけですが、それを許容してくださるお客様と共に、良い建物を造っていきたいと考えています。

 

高安重一

高安重一

高安重一 たかやす・しげかず

1966年千葉県生まれ。1989年に東京理科大学理工学部建築学科を卒業後、1990年より5年間、東京理科大学助手を務める。
1995年建築設計室高安重一事務所を設立。2003年にアーキテクチャー・ラボを設立。現在は日本大学の助教も務める。

有限会社アーキテクチャー・ラボ

アーキテクチャー・ラボ

住宅・商業施設・医療施設・集合施設・学校施設などの建築設計及び監理。東京から九州・東北など全国各地で設計・建築を行う。設計段階で模型を使ったスタディを行うなど、お客様の要望にピッタリあう建築を見つける。また、温熱環境を整えた快適性とランニングコストの低減をすべての設計に心がけている。

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