インタビュー収録日：2016年6月22日
蟹瀬
素晴らしい景色ですね。
宇佐美
そうですね。東京タワーが正面に見えるので、外国人の方にもご好評いただいております。
蟹瀬
XEX ATAGO GREEN HILLSを拝見すると、非常に素晴らしいセットアップなのですが、どういうレストランを展開しているのですか？
宇佐美
まず、イタリアン、和食、バーという3つの異なる業態を融合したのがXEX（ゼックス）です。東京には5店舗ございまして、代官山、愛宕、東京駅、日本橋、六本木。そして関西の梅田にXEX WESTの計6店舗を運営しています。
蟹瀬
会社の歴史を拝見すると、本当に破竹の勢いで伸びてきている印象を受けます。
宇佐美
ここが16年目に入ったのですが、2015年に愛宕と六本木の「森本」がリブランドオープンしました。
蟹瀬
さまざまなレストランを展開されていますが、ポリシーはどういうものなのですか？
宇佐美
「SALVATORE CUOMO」というカジュアルイタリアンダイニングとデリバリーを行っている店舗を全国に約80店舗展開しております。レストラン以外の業態としてル ショコラ ドゥ アッシュというショコラトリーが渋谷ヒカリエにあります。そして、ポール・バセットというバリスタの世界チャンピオンになった彼と、新宿、渋谷で2店舗、エスプレッソカフェを展開しています。
彼らのブランドとコラボレーションしながら、店舗を広げてきたのですが、XEXという業態はとても大事で、愛宕がXEXブランドのフラッグシップになっていることもあり、ここでいろいろな方にお披露目をし、それぞれのXEXスタイルを楽しんでいただきながら、カジュアル展開を行い、かつ海外店舗展開にも力を入れていきたいと考えています。
彼らのブランドとコラボレーションしながら、店舗を広げてきたのですが、XEXという業態はとても大事で、愛宕がXEXブランドのフラッグシップになっていることもあり、ここでいろいろな方にお披露目をし、それぞれのXEXスタイルを楽しんでいただきながら、カジュアル展開を行い、かつ海外店舗展開にも力を入れていきたいと考えています。
蟹瀬
ハイエンドからカジュアルまで取り揃えて展開していらっしゃるのですね。
宇佐美
そうですね。場所も良いところを選んでいますし、空間創りにも凝っていますので、それなりにおしゃれをして遊んでいただけるところになっていると思います。
蟹瀬
実は私、今日初めてここにお邪魔させていただいたのですが、これだけの空間が創られているとは、正直思ってもみませんでした。
宇佐美
ありがとうございます。愛宕は16年目に入ったのですが、まだ知っていただけていない方も大勢いらっしゃいますので、少しでも知っていただき、実際にお越しいただいて、楽しんでもらえたらと考えております。
蟹瀬
XEXの由来は何ですか？
宇佐美
デザイナーにいろいろなロゴを作ってもらい、そこから私どもの代表である金山精三郎が、一番かっこいいと思うものを選んだというのが、本当のところのようですね。
金山は飲食業界のレジェンド的な存在で、見た目でパッと良いものを選べるセンスに富んでいます。それは、XEXというネーミングにも表れていると思います。
金山は飲食業界のレジェンド的な存在で、見た目でパッと良いものを選べるセンスに富んでいます。それは、XEXというネーミングにも表れていると思います。
蟹瀬
やはり外食産業の方は、ハイエンドのものを自分の目でしっかり見ていることが大事ですね。
宇佐美
その通りだと思います。経験値が高まります。
蟹瀬
宇佐美さんはどうしてこの業界に入ろうと思ったのですか？
宇佐美
私自身は日本のホテル学校を卒業し、スイスのジュネーブに1年間、海外研修に行きました。やはり子供のころから、家族で外食する機会が多かったのが影響しているのだと思います。ホテルで食事をするのって、とてもきらびやかで憧れがありましたね。
蟹瀬
もともとはホテルに勤めたかったのですか？
宇佐美
そうです。ホテル勤務は、宿泊部か料飲部に分かれるのですが、私は料飲部を選んだのです。そして実際に働いてみると、幅が広いし、奥も深いし、いろいろな勉強が出来たのが、何よりもうれしかったですね。
蟹瀬
食べることに対する関心が高かったのですね。
宇佐美
大好きです。でも、食べるためには健康であることが大事です。なので、私はこの2年間で、体重を30キロ落としました。
蟹瀬
それはすごいですね。いや、なかなかできることではありませんよ。でも、飲食をはじめとするホスピタリティ業界は、やはり表に出て、接客されている方の元気が、とても重要ですよね。お店の雰囲気を盛り上げるうえでも、必要不可欠だと思います。
宇佐美
あとは謙虚さですね。謙虚になることで、さまざまな情報が入ってきます。
